まんまるな日々

210616  シュッ

「僕も、やりたい。」

年長さんのいっくんがやっているのを見て、マッチに挑戦したくなった、ま~くん。


「そうか、やり方を言うとな、自分から向こうへやるんだぞ。」

いっくんが口で説明してくれたけど、ゆっくり擦るからなかなか火がつかない。


「ちょっと貸して。火がつかないように、やさしくやるけどな、
こうやってな、自分から向こうへ(向かって)やるんだ。」

じれったくなって、実演してみせる、いっくん。
でも、本当に火がつかないように、スローモーションで、軽くマッチを動かしている。

「こう?」

「違うよ!もっと、シュッてやるんだよ!」

いっくんが、もっと手を早く動かすようにと、アドバイス。


すると・・・

「シュッ」と、口で言いながら、マッチを擦ってみる、ま~くん。

「シュッ、シュッ・・・」

効果音は勢いがあるのに、力が弱いのか、まだ火はつかない。


何回目かで、やっと火がつくと、

「やったな!」


「そのまま、そのまま、動かしちゃだめだ。」
「そのタケノコは、乾いてないから、火が小さい時は入れちゃダメだ。」

歴代の先輩たちからの教えは、こうやって、また新しいまんまるっ子に引き継がれていく。

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210615  森のメイク屋さん

「じゃ、こっちがお店ってことね。」

コンテナをひっくり返して机を作り、開店準備。
は~ちゃんとらっちゃん、こっちゃんがウキウキと忙しそうに動き回る。


コンポストトイレを作った時の端材の板をきれいに並べると、

「これが、(メイク)パレットね。」

「これは、ほっぺの・・・マスカラ(!)ってことね。」


いい感じの枝を拾って、
「あ、これをブラシにしたらどうかしら。」


お客さんになってほしいというので、お店に行ってみると・・・

「何色が好きですか?」

「え~っと、紫かな~。」

「濃い紫と、赤紫がありますよ、どちらにしますか?」


メイク屋さんのパレットの上には、畑からはみ出したところに生えていた、
赤紫蘇(濃い紫)と、赤紫のお花。
他には、セミの抜け殻や、他の色の葉っぱや花も並んでいる。

濃い紫を選ぶと、枝の先を赤紫蘇の葉っぱにこすりつける。

「いい香りがしますね~」と言うと、

「そうなんですよ、いい香り付きなんです!」と自信満々。


緑の笹の葉のチーク(!)もつけてくれました。


「はい、完成ですよ、こちらの鏡で見てくださ~い。」と、これまた板を案内される。


森にあるもので、それぞれのアイディアで、こんなに豊かな見立て遊びが展開する。
自然の中にたくさんの彩りがあることも、まんまるっ子は知っている。

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210610  息をひそめる

「新しい道に冒険、行こう!」

昨日、話を聞いただけで、片付けの時間になってしまって行けなかったこ~くんが、
張り切って先頭を行こうとする。

「待って。あ~くんが先頭の方がいいと思うよ。テケテケいるかもしれんし。」


みんなが怖がる妖怪(?)”テケテケ”は、池の方に住んでいるらしい。
新しい道は、池が見えるところまで続いているのだ。


「あ、なんか、音がした!」

かっちゃんの一声に、文字通り、足が止まる。
文字通り、息をひそめる、みんな。

「ぐおーぐおーって、聞こえた!」

ひっちゃんも、肩をすくめる。


「わ、ぴちゃぴちゃって音もしたよ!」

あ~くんの声に、顔を見合わせる。


どんな音も聞き漏らすまいと、緊張感が増す。


ドキッとして、息をひそめる・・・
遊びの中での、こんなことの繰り返しが、みんなの感性のアンテナを磨いていく。

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210609  書けた!

「あ”、これだよ、これ!」

焚き火の跡をほじくっていたあ~くんの手には、先が真っ黒になった、竹の破片。

「ほら、こんな風に、書けるんだよ。」

竹を半分に割った内側に、炭になった部分で模様を描いてみせる。


「持ちやすいのは、これかな。
これだと、手が汚れなくて、いい感じだよ。
ナイフみたいなのがよければ、これだな。」

次々と、消し炭の中から、持つところは焦げていない竹を発掘する。


「わ、これも書けたよ!ほら。」

かっちゃんが見せてくれたのは、柔らかい板に枝で傷をつけて描いた、模様。


しばらくすると、船の方からも、「かけた!」の声。

こちらは、ひ~ちゃんが、タケノコの根元の方の水分で、
砂っぽい(!)船の床にお絵描き。


鉛筆やクレヨンがなくても、”書くもの”は、自然の中にたくさんあるんだね~。

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210608  練習

「ちょっと来て~、この虫、なに~?」

ゆっくんが遠くから呼ぶ声に、そちらに近づきながら、

「何色~?」と、聞いてみる。


現場に到着し、ゆっくんが答えてくれないわけがわかる。

緑とも茶色とも黒とも言い切れない、なんとも複雑な色。
ところどころ銀やメタリックな青緑も併せ持つ、セミ。


じっと見ていると、バタバタと羽を動かすだけで、すぐひっくり返って足をしきりに動かす。

「あ、羽がしわしわしてるよ。」
「飛べないから、練習しているんだね。」

とっくんの発見に、ゆっくんはひっくり返ったセミに、枝を差し出す。

「わ、登ったよ。」
「ほら、また羽を動かしたよ。」

「こんな風に飛ぶんだよ。がんばれ。」

ゆっくんが、体の横で手をはばたかせ、飛ぶ見本(!)を見せる。


「僕が先だったんだよ。」
「さっきからずっと乗せてるじゃんか!」

歩くセミが、自分の差し出した枝や板に登るのがうれしくなって、
我先にと、セミを登らせようとする、ゆっくんととっくん。
ちょっと、無言でにらみ合った後、

「仲直りしよ。」のゆっくんのひとことで、またセミは2人の宝物に。
2人で、みんなに見せに、駆け出して行きました。


ひたむきに練習する姿は、まんまるっ子の姿と重なる。
明日には、飛べるようになってるかな~。
それにしても、暑い1日でした・・・。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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  • 210615  森のメイク屋さん
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