「あ、あそこだ!」

「見えた!いた!」

ミニトマトがどのくらい育ったか見に来たら、
キラッと光る、青いしっぽ。

まんまるっ子が”ニジイロカナヘビ”と呼ぶ、ニホントカゲの赤ちゃん。

「み~せ~て~」とぜっくんが来た時には、もう姿は見えない。


息を止めているかのように、集中して、
姿が消えたあたりを見つめる、みっくんとた~くん。

「いたぞ!」
「ホントだ!」

2人を試すように、もう1匹も姿を見せ、そしてするりと逃げる。

「こっちもいる!」
「2匹だ!」

すばやくて、捕まえられなかったけれど、目は確かにその姿をずっと追っていた。


しばらく悔しがっていたけれど、
「あ、あっちのトカゲもでてきているかもしれん!見に行こ!」

ここ最近、ニホントカゲ(こちらは大人)が姿を見せている穴の前に、
ビワの種を置いて、出てきてもらう作戦を立てていたのも、急に思い出す。

今度は猛ダッシュでフィールドの反対側にある穴の方へ。

この後、ニホントカゲをおびき出すために、
ミカンの皮を置いたり、お家をつくってあげたりと、
みんなのアイディアが爆発した1日でした。

たくさんの命と一緒に生きる、今ここ。


保育者:あじめ