虫たちも活発になってくる季節。
朝から、「虫探そう!」と姿勢を低くして、草や地面をじーっと見つめていくりっくん。
り:「あ!なんか、今カナヘビがおった!」
み:「あっ、ここにも!」
み:「見てみて~、初めてカナヘビ捕まえた!!」
小さなカナヘビを捕まえて、にっこりなみっくん。
誰かに捕まえられたカナヘビが、隙をついて逃げた時に捕まえたことはあっても、自分で見つけて捕まえたのは、今日が初めて。
り:「あ!!タイヤの中にニジイロカナヘビや!!」
み:「えっ、どこどこ?」
り:「あれっ、どこ行った?!あっ、おった!」
み:「あれ~?またどっか行った。」
タイヤの中をグルグルと猛スピードで走りまわるカナヘビに、
り&み:「走るの、はやっ!!跳んだ!!」
そうこうしているうちに、落ち葉の下に身を隠したカナヘビ。
り:「どこいった?」
み:「おった!あれっ、おらんくなった!」
り:「あっ、ここに、穴がある!」
み:「この穴の中、入ったんちゃう?」
た:「こっちにも、穴あるよ~?」
別の所にも穴を発見。
り:「この穴ってさ、繋がってるんじゃない?で、カナヘビが地面の中を走ってるねん。」
み:「掘ってみたら、分かるかも!」
た:「じゃあ、た~くんはここの穴掘っていく。」
スコップを持ってそれぞれが掘り進めていると、
た:「あれ、ここはアリの穴やった!!」
り:「あー、ここは、穴じゃなかった!」
み:「こっちも、アリだ!」
り:「え、じゃあ、みっくんの所とた~くんの所の穴が繋がってるんじゃない?」
た:「そうかもしれないね!」
み:「じゃあ、カナヘビはどこに行ったんだ?」
り:「この下(地面の下)、秘密の道があるんじゃない?」
み:「そうかも!地面の下は、どうなっているんだーーー!!!」
虫に穴に、森の中の魅力的なものと過ごす時間。
たくさんの不思議の中で、膨らむ想像。