トロトロを手の平でクルクルっと丸めていたきーちゃん。
感触が氣持ちよかったのか、
き:「ねえ!触ってみて!!」
さ:「おお、いい感じ!」
き:「ねえ、いそちゃんも触ってみて!」
い:「うわぁ、プニプニだ!!」
き:「さーちゃんも触ってみてよ!」
さー:「さーちゃんは、いいわ。」
き:「えぇ!触ってみていいよ?」
さー:「ううん、さーちゃんな、手がドロドロになるの嫌やねん。だから、いいわ。」
き:「へぇ~、そうなの?」
「きーちゃんは、手が汚れてもいいで!!」
一緒に砂と水を混ぜて、トロトロを作っているのに、まさか手がドロドロになるのが嫌だなんてびっくり。
さ:「服はドロドロになってもいいの?」
き:「足は?」
服や足、顔もドロドロになっていることが多いからか、興味津々な2人。
さー:「うん、手が汚れるの、嫌やねん。」
き:「へぇ~、そうなの?」
確かに、一緒にトロトロを使って遊んでいるけど、さーちゃんは、フライ返しを使ってホットケーキを作っていた。
き:「これさ、大丈夫だよ。触っても手は汚れないよ?ほら!!」
指先を使って、トロトロを触ってみせるきーちゃん。
トロトロを丸めるのに使っていた所は汚れていたけど、指先は汚れていない。
き:「だからさ、触ってみて?」
トロトロの氣持ち良さを伝えたくて、さーちゃんにも少しだけでも触ってほしいきーちゃんの熱量に、
さー:「しゃあないな~、少しだけ触ってあげるわ!」
と、指先をトロトロへ、ちょん。
ちらっと指先を確認して、
さー:「ちょっとだけ、汚れたぞ・・・。」
き:「あれ~?きーちゃんは、汚れなかったで?」
さー;「えぇ~、変やな。なんでや~」
もう1回試してみるさーちゃん。
さー:「んー、少し汚れてるな。ま、いいか。」
き:「ふふふっ」
き:「あ、じゃあさ!これ(丸めたトロトロ)、飴ちゃんにしようよ!」
「ここに、こうして・・・。ほら、これなら、持てるでしょ?」
さー:「いいね!じゃあ、これ、棒ついてるキャンディーな!!」