さ:「さ~ちゃんが先につかっとったんやで!」
そ:「使ってへんかったやん!」
さ:「靴を履いてたの!その前は使ってたの!!」

誰も使っていないブランコだと思って、乗ったそっちゃんと、
靴を履きなおすために、たまたまブランコから手を放していたと主張する、さ~ちゃん。

さ:「もう!降りてよ!」
そ:「そっちゃんが使いたいの!」
さ:「さ~ちゃんが使ってたの!」

どちらも、使いたい!という強い氣持ちが一歩も引かない、根競べ。

そのあとも、氣持ちを何度も言い合って、にらみあって・・・


・・・と、そっちゃんが乗るブランコのひもをさ~ちゃんがつかんだら、
ぐにゃんっとブランコが動いた。

思わず笑っちゃったそっちゃん。

すると、さ~ちゃんもちょっと笑って、わざとブランコを揺らす。

それが楽しくなってきて、ブランコにしがみつくそっちゃんと、
ブランコを揺らす、さ~ちゃん。

そして、ニコニコの空氣の中、さ~ちゃんが、「次、さ~ちゃんに代わって。」と言うと、
そっちゃんは、あっさり「オッケー!」と、するりとブランコを下りた。



睨んだら、トゲトゲのエネルギー、
ほほえんだら、ウキウキのエネルギーが返ってくる。

全ては、自分次第。


保育者:あじめ

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