き:「かして~」

そ:「いやだ~」

 

き:「かしてよ~」

そ:「いやだってば~」

 

き:「き~ちゃんがブランコ使ってるの!」

そ:「え、使ってなかったやん。」

 

き:「使ってたの!」

そ:「さっきはでしょ。今は使ってなかったよ。」

 

き~ちゃんが少し前にブランコに乗っていて、少し違う遊びをしている間に、鉄棒の方からやってきたそっちゃんが空いているブランコに乗ったのだ。

 

 

き:「かしてよー!!」

そ:「いやだって、何回も言ってるじゃん。」

 

き:「かしてってば~」

そ:「・・・。」

 

そ:「かして~」

  「ブランコ、かして~」

 

き:「・・・え。」

  「・・・かしてよ~」

 

そ:「かして~」

き:「かしてー」

 

そ:「かして~!」

き「いや・・・、じゃなくて、かして~!」

 

2人で顔を見合わせ、笑いながら、互いに)

そ&き:「「かしてよ~」」

そ&き:「「かしてってば~。ふふっ。」」

 

 

き:「一緒に使うのは、き~ちゃん一人でがいいから、ん~・・・。」

 

ぱっと見ただけだったら、ブランコに乗っているそっちゃんの傍でき~ちゃんがブランコを貸してほしいと言い、そっちゃんがブランコに乗りながら、貸すのはいやだと言っている図。

 

 

そっちゃんが「かして~」と言い換えたことで(もしかしたら、き~ちゃんの真似をしただけかもしれないけど)、私だって(ブランコに乗っているけど)ブランコを貸してほしいんだよという思いがのっかった図になった。そして、その後から交渉が始まったのだ。

 

 

「使いたい」でもなく、「のりたい」でもなく、あのタイミングでそっちゃんが「かして」を選んだのは、なんでなのかな~。

 

き~ちゃんにとって、“ブランコをとった・貸してくれないそっちゃん”という視点から、「かして」が加わったことで、“ブランコを貸してほしいそっちゃん”という視点に変わったんじゃないかな。ブランコにのれていない状況は変わっていないけど、受け止め方が変わると全然違う。だから、交渉が始まったんじゃないかな。

 

やっぱりやり取りの中の言葉はおもしろいし、奥深いな。


P1080210

P1080215

P1080217

P1080214


P1080224

P1080219

P1080206

P1080223

image0

いそ