雨降りで、服が汚れるのもカッパを着るのも嫌だと言っていたけーくん。
け:「屋根の下で遊ぼうぜー。」
小屋の中で、やっくんやよっくんと一緒に、砂を机の下や鞄掛けの下から集め始まる。
や:「この辺りのは、おれが集めるわ!」
け:「おう!おれはこっちの方集めるから!」
よ:「ふかふかになってきたな。」
け:「もういいんじゃないか?」
や;「いや、ちょっと待って。まだある!」
や:「よし!これで・・・」
け:「ショーが」
よ:「始めれるな」
3人:「みなさん、まもなくショーが始まります。」
周りのお客さんたちへのアナウンスを終えると、集めた砂をそれぞれ腕に抱えて、小屋の外へと向かう。
3人:「3・2・1・・・・・!!」
カウントと同時に、抱えていた砂を空へ向かって高く放り投げる。
ブワーーーーっと辺り一面に靄がかかり、その中を駆け回る3人。
や:「あはははははっ」
け:「it’s showtime‼」
よ:「もう1回ショーがありますからねー!」
予備の靴置き場にあった砂がきれいになくなるくらい、アンコールされたショー。
たしか、濡れるのを、汚れるのを避けようとしていたよね…。
カッパを着て泥だらけになっている周りの子たち以上に、汚れているけど…。
それでも、自分の避けたいことよりも、ワクワクが上回るおもしろさ。
なぜ集めた砂を思い切り投げてみることになったのか、スタッフミーティングで話題に出たけど、きっかけが分からずで悔しい!