今日は、月に一度のお味噌汁の日。

週明けから天氣がよくなかったし、やるかどうかぎりぎりまで迷ったけど。

焚き木が全部湿気ていて、火力は上がりにくいし、お腹は減ってるし。

それでも、なんとかお味噌を溶くところまでたどりついた。

 

お味噌を溶こうときーちゃんとる~くんが、机の前で互いを押しのけようとする。

 

言葉で話してみるよう声をかけると、

き:「きーちゃんが先にするから、る~くんはまず見といて。お鍋が熱いから。」

る:「え、じゃあ、きーちゃんが1番ね。る~くんが2番!」

 

決まったと思ったら、「はっくんも溶きたい!」とまた一人加わった。

 

は:「え、小さい子が先やから、る~くんが1番やろ?」

 

はっくんの言葉を聞いて、

る:「え?じゃあ、る~くんが1番ね!」

 

さっきと決めたことが変わったことに、きーちゃんの目線は地面へと下がり、小さくなっていく。

き:「きーちゃんは、なんでもいいよ・・・。」

 

る:「る~くん、やっぱり2番がいい!」

は:「え、じゃあ、きーちゃんがなんでもいいんやったら、はっくんは1番がいい。」

 

き:「(小さくうつむきながら)いいよ・・・。」

は:「うん。」

 

最初のやりとりから、きーちゃんも一番にやりたかったんじゃないかなと感じたのと、きーちゃんの様子が言葉の“いいよ”とは全く異なっているまま決まることにモヤモヤして、

 

い:「 きーちゃん。本当に最初にやらなくていいの?」

き:「・・・うん。」

い:「今だったら、まだ溶いてないから、お話できるよ?」

き:「・・・。最初がいい。」

い:「わかった。」

 

きーちゃんの思いを傍で聞いていたはっくんが、

は:「んー、じゃあ、小さい子からにしよ。」

い:「え、小さい子からなのはどうして?」

は:「だって、えーっと、えーっと・・・。だってな、小さい子が先でしょ?」

い:「え、そうなの?今、まんまるではっくんが年上でしょ?はっくんが先にしたい時は、どうしたらいいん?」

は:「えーっと、んー・・・。んーっと、お話してみる。」

い:「なるほど、お話してみるのね。」

 

い:「さっきはさ、きーちゃんがなんでもいいならはっくんが1番に味噌を溶きたいって言ってたやん?今、きーちゃんも最初に溶きたいって。」

  「きーちゃんも、はっくんも、どうする?」

 

は:「んー。きーちゃんが、最初でいいよ。」

い:「さっきは最初に溶きたいって言ってたけど、いいの?」

は:「・・・うん。」

い:「溶いてないから、お話できるよ?」

は:「ううん。さっきはそうやったけど、今はいいよ。」

い:「わかった。」

 

 

想いがあっても“どっちでもいいで”と合わせ、こっそり「ほんとはな、きーちゃんはな、○○したかってんけどな。」と話していたきーちゃんが、勇氣を出して、押さえて、流そうとしていた思いを口にしたこと。

 

いつも相手の思いは受け止め、年下の子には譲り、自分の思いはどこかにためているはっくんが、“自分が先にやりたい時は、話してみる”と考えたこと。

 

自分のやりたいことをするまでに時間を要する状況になった時、やりたい氣持ちが勝ることの多かったる~くんが、2人が話しているときに長い間ずっと、そばで味噌を溶くのを待っていたこと。

 

みんなと同じ時間をずっと過ごして、共有できるという嬉しさが、心に染みたな。

 

今日も素敵な1日をどうも、ありがとう★


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