午前中は、竹の金槌を作っていたおーくん。

あっくんたちが竹筒の先端に穴をあけ紐を通してヌンチャクを作っているのをみて、「おれも、また何か作りたいなー。」と、落ちている竹を手にとり、焚火の周りをグルリ。

 

お:「あっ、そうや!!あれ作ろっと。」

今度は紐を手に取り、自分で長さを決めてハサミで切る。

 

手にした竹の先端に紐をぐるっと回して括ろうとするも、先っぽすぎて紐がシュルっと解ける。

 

お:「あ~…。ちょっと手伝ってよー。ここがすぐにとれちゃうから、困ってるねんよな。」

い:「え、どれどれ。うわ、ここか~。これは、すぐ取れると困っちゃうな。」

 

2人でぐぐっと紐を引っ張り、

お:「おっ!これでいいわ!!」

 

お:「あ。今度はこっち(反対側の先端)に紐が届かへんわ~」

  「紐の長さ、変えないとだめやわ~」

 

せっかく頑丈に括り付けたけど、また初めからやり直し。

紐の長さを長くして、再び括りつけるも、またまたシュルっと解けてしまう。

 

お:「くくられへん~。どうやったらいいんよ~。」

い:「シュルって取れるね。あっくんたちのも竹の先っぽに紐が付いてるけど、どうやってつけているんやろうね?」

 

お:「え~・・・」

少し沈んだ声を出しながらも、向かいで紐を括り付けているあっくんの手元をじっと見る。

 

おーくんの視線を感じたのか、ちらっと顔を上げたあっくんが、

あ:「ん?どうしたん?ああ、これ?穴開けてるねん。」

 

お:「・・・あっ!こうなったら、あれでいこっか!!」

あっくんのやり方を見てなのか、言葉を聞いてなのか、何かを閃いたおーくん。

 

お:「のこぎり使いまーす。」

のこぎりを使うと宣言すると、竹の先端を切り始める。

 

い:「あ、先っぽ切っていくんや。」

お:「ふふん。いいからいいから。」

 

のこぎりで切れ目を入れながら合間で休憩を入れ、すこし切るのを代わり、切り筋を確認しては、慎重に切り進める。

 

お:「よし!できた!!これで、ここから紐通せる!!」

竹筒の先端にのこぎりで2カ所、切れ込みを入れると、紐を通す所の完成だ。

 

紐が通ると、肩に斜め掛けし、「剣入れ、でーきた!!」

 

できないねんよな~と、うまくいかないことに怒っていた時間もあったけど、どうやったらいいかを考え、いろいろと試してはまた考え。友だちのやり方を見て、また自分で考え。

 

つくりたい氣持ちからはじまって、ずーっと、考えてはやってみての繰り返しだったけど、どれ一つとて、大切な時間だったね。

 

保育者:いそ

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今日は、いつものお味噌汁の日とは少し違う、“重ね煮”のお味噌汁の日!!

いつもまんまるに心を寄せてくれているYOKACHORO FOOD BASEさんと一緒に、切った野菜をどう分けるかなどを聞きながらの調理。

 

切り終わったら、すぐに違う遊びにうつったり、最後まで“食べやすく”を言いながら切ったり。

「重ね煮、出来てきたよー!」と言う声には、我先にと味見に行くまんまるっこたち。

おいしくて、味見ばかりしていたな。

 

「なんか、ちょっと違う。」とお味噌汁の食べ比べをした子どもがポロリ。

 

「重ね煮ってなんなんやろ」と呟きながらも、切った野菜の分け方が違うのも、味が少し違うのも感じている子どもたちでした★

”重ね煮王子”、どうもありがとう!!


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