「あ、これも、いいんじゃない?」

「この葉っぱ、新しい! (←初めて拾ったの意)」

あ~ちゃんの手に、いろんな形、色、厚さ、手触りの葉っぱが集まってきた。

今日が結婚記念日の両親に、葉っぱでお祝いのお手紙を書くことにしたのだ。



「黄色はこれ1枚しかないから、緑のに書いてみよっかな。」

これも、自分で探してきた、細い竹をペンにして、文字を書いてみる。


「あ、これは、ぜんぜん線がつかないな~。
 もっと強く書いてみよっかな。
 あ”~、破れた・・・。」

力の入れ具合も、なかなか難しい。


「あ、これは、白い線になるね!」

茶色い硬めの落ち葉には、白い線。
緑のまま落ちている肉厚の葉っぱには、深緑の線がつく。


「”だいすき”は、2個書きたいな~」
「お兄ちゃんの名前も書かなくっちゃ。」

拾ってきた葉っぱが足りなくなると、また葉っぱを探す旅に出る。

「わ~!これは、2枚が仲良しで、ハートもついてる!」

「さっき、書きやすかったやつがいいね。」

「レモンの葉っぱだったら、いい匂いがするかもよ!」


こんな風に遊んでいると、改めて、まんまるフィールドの樹種の多さに氣がつく。
遊びながら、葉っぱの個性、同じ木の葉っぱでもいろんな形があることにも氣がついていく。


何枚かに分けて書いたあ~ちゃんのお手紙の、最後の葉っぱには、

”ありがとう”


あ~ちゃんをこの世に送り出してくれた、かーちゃん、とーちゃん、ありがとう。

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