「わ、湯氣が、お芋の匂いがしたよ!」

湯氣があがる蒸し器の周りで、歓声があがる。


まんまるっ子にと、あじめの友人の徳島の農家さんからいただいた、鳴門金時。
昨日は焼き芋&網焼き、今日はふかし芋にしてみた。


「お芋やさん、開店だよ~」の声に群がるけれど、

「あっつ~」


蒸したての芋は、熱い、熱い。


「こうやって持てば、大丈夫だ!」

ジャンバーの袖口を伸ばして、その上に乗せるやっくん。


「こうやって置くと、熱くないよ。」

半分に割って、積み木の上に、切り口を上に並べるもっくん。


「お芋キャンディもいいよ。」

見つけた枝にお芋を挿しながら食べることを思いついた、にっちゃん。

「ここに、ちょうどいい脚置き場もあるし、ここに、ちょうどいい持つところもあるしね。」
にっちゃんが座った所には、誰かが置いた板が、足元にちょうどあって、
シャベルをかけてある柱の横。

「これで、お芋を落とさないで、食べられるね」と。


「できた! 丸芋!」

静かに食べているかと思ったら、中身だけを丸めて、見せてくれたのは、け~くん。


それぞれに、五感でふかし芋を夢中で味わうまんまるっ子なのでした。
ごちそうさまでした★

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