「も~、うわ~ん。」

イルカごっこをしようということになり、
家に設定した木に仲良く登っていたと思ったら、
さっちゃんが半べそで、言葉が出なくなっていた。


横にいるは~ちゃんも、怒ったような顔をしている。

あ:「どうしたの?」と聞いてみると、

さ:「さっちゃんが、こっち(の枝)に行きたいのに、は~ちゃんがどいてくれないの~。」

は:「だって、は~ちゃんだって、登っているんだもん。」

さっちゃんのどいてほしい氣持ちと、は~ちゃんのどきたくない氣持ちが出てきた。


あ:「そうか~、さっちゃんは、こっちの枝に行きたいんだね。
   それで、は~ちゃんにどいてほしいんだね?」

さ:「だって、踏んじゃうかもしれないじゃんか~。」

それを聞いて、は~ちゃんが、おしりをもぞもぞ動かして、
少しさっちゃんから離れる。


さ:「まだこっち(体の横)に手があるし、木が滑っちゃうんだよ~。」


さっちゃんの足を置こうとしている場所から、は~ちゃんまでは、
は~ちゃんが動いてくれたので、20センチくらい間があいている。

あ:「は~ちゃんが動いてくれたから、隙間はあるよ。」と伝えても、


さ:「だって、こうしたら(体を動かしたら)、
   さっちゃんからは(は~ちゃんの手がどこにあるか)見えないんだよ~。」

なるほど、次の枝に移動しようとすると、は~ちゃんの手は、ななめ後ろに位置することになる。


あ:「そうか、は~ちゃんの手を踏んだら痛いから、心配だから、どいてほしいんだね?」

と、確認すると、大きく頷くさっちゃん。


いじわるな氣持ち、自分勝手な”どいてほしい”ではなくて、
仲間を傷つけたくない、やさしい氣持ちでの”どいてほしい”が、は~ちゃんに届く。


すると、もう少し、は~ちゃんはもぞもぞ動いて、
むしろ、お尻が半分枝から落ちる寸前くらいまで、さっちゃんと距離をとった。


無事にもう一方の枝に移動できたさっちゃんは、するりと降りると、
にっこり笑って、「イルカごっこ、しよう、は~ちゃん」と。


すると、頑なに、移動はしたけど木からは下りなかったは~ちゃんも、
するりと降りて、「うん、やろ~」と、笑った。


相手を思うからこその言動でも、その真意をわかろうとするのは、時間がかかる。
でも、お互いを思いやる氣持ちは、本物。


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↑ 今日は、神戸新聞さんに取材をしてもらいました、ありがとうございました。
 夏休みの特集記事「淡路島の教育環境」の1つに取り上げてくれるそうです。
 掲載を、お楽しみに★