「い”~た~い~」

さっちゃんの泣き声が、フィールドに響くと、
何事かと、遠くで遊んでいた子達の手も、一瞬止まる。


よっくんが家で見つけて持ってきてくれた、カニを見たくて、
みっくんと、さっちゃんが押し合いになって、
最終的にはみっちゃんがさっちゃんの手を押しのけて、実力行使に出たのだ。


痛かった氣持ち、イヤだった氣持ちを伝えて、
特になんの解決もなかったけれど、
しばらく泣いた後、鼻をかみ、水を飲んで落ち着いたさっちゃん。


氣持ちを切り替えて、ヨウシュヤマゴボウの、まだ青い実を採って遊んでいると、
その周りを、つかず離れずの距離で、様子をうかがっている感じのみっくん。


「その実、いいなぁ。」と小さな声でつぶやくので、
「さっちゃんに、ちょうだいって言ってみたら?」と言うと、


少しの間を置いて、「その実、みっくんにもちょうだい。」と言うことができた。

そして、何事もなかったかのように、「いいよ~」と、氣前よくわけてくれる、さっちゃん。


「さっちゃんと、おうちごっこする?」と、素敵な提案までしてくれた!



「うん!」

ニッコリ笑ったみっくんは、さっちゃんの後について森のお家(という設定の場所)へ。


さ:「タケノコも、お料理しようか。」
み:「このタケノコは、食べられないよ。」
さ:「食べられないけど、食べられるってことにするねん。」
み:「そうだね、いいね。」


小競り合いをしたことで、逆にぎゅっと距離が縮まった2人。

最近、まんまるで小競り合いや涙の場面が増えたのは、
みんなの距離感が近づいて、一緒に遊ぶようになったという成長の証。

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