きー:「きーちゃん、鬼ごっこイヤや。」
は;「え、なんでなん?」
きー:「鬼が嫌や」
は:「鬼になるのがいやなん?」
きー:「・・・うん。」
は:「じゃあ、かわり鬼にする?きーちゃん、鬼にならなくていいで。」
きー:「うん。」
は:「え、かわり鬼やったらいい?!タッチされたら鬼になるねん。鬼がかわっていくから。」
きー;「う・・・ううん。嫌や。」
は:「えー、じゃあ何鬼(鬼ごっこ)やったらいいん?」
きー:「鬼ごっこいやや。」
グルグルとやりとりが回る中で、少しだけ整理したほうがいいかなと思った時、
きー:「きーちゃんは、“鬼”が嫌やねん。鬼が出てくるのがいや。」
きーちゃんが、小さな声だったけどさっきよりもすこし、思いを深く話した。
は;「あー。鬼ごっこやけど、“鬼”は出てこないで?大丈夫やで?」
きー:「うん、それでも嫌やねん。」
は:「う~ん、鬼は出てこないねんけどな・・・。なんかないかな~。」
「あ!バナナは?バナナおに・・・。じゃなくて、バナナタッチ!」
「タッチされたら、バナナになるねん。どう?」
名前から“鬼”がなくなったらいいのかと工夫したはっくんの提案に頷いたきーちゃん。
“バナナタッチ”が始まるかと思いきや、タッチされたら、バナナにはならず、その場で手を差し出して助けを待つ、タッチごっこが始まった。