パラパラ雨に変わり、暑さと中に着ている服を披露したくて合羽を脱いでいたるーくん。
き~ちゃんと一緒に板のシーソー遊びで大笑いしていると、雨が強くなってきた。
い:「雨がつよくなってきたから、合羽来てから遊ぼう。」
る:「合羽、着ない。」
合羽を脱ぐ前に、雨がつよい中屋根の外で遊ぶときは、体が濡れて風邪を引かないように合羽をまた着てほしいことを伝え、約束も交わしていたけど、遊びの途中だし、嫌だよなと思いながらも、もう一度、伝える。
それでもやっぱり、
る:「着たくない・・・。」
い:「合羽を着たくないのかー。屋根の中だったら、合羽を着ないでもいいんだけどな。屋根の下で遊ぶ?」
る:「・・・。外であそぶ。」
い:「そっか~。き~ちゃんとも一緒に遊びたいもんね。シーソー遊びもやりたいもんなー。」
る:「うん・・・。」
い:「外で遊ぶなら、雨が強いから合羽は着てほしいな。どうする?」
2人で頭を悩ませていると、傍にいたき~ちゃんがちょこんと間に座って、
き;「どうしたん?」
い:「るーくんは合羽着たくないねんけど、外でき~ちゃんと一緒に遊びたいねんて。いそちゃんは、雨が降ってるから、屋根の外であそぶなら合羽着てほしくて、合羽着ないなら屋根の中で遊んでほしいねん。」
き:「ふ~ん。き~ちゃんは合羽着てるから、外でも遊べるで。これ(合羽)着たまま屋根の中でも遊べるけん。屋根の中でるーくんと一緒にも遊べるけんな。」
言いながらも、るーくんの顔をみてにっこり。
そしたら、るーくんもにっこり顔で「るーくん、合羽着るね!」と屋根の中へ入り、合羽を着たかと思うと、再び外でシーソー遊び。
ご飯を食べるまで、合羽を着たまま外から屋根の中へと行ったり来たりしながら遊ぶ2人でした。
さらっと何氣なく、相手を包み込む優しさ。
あちらこちらで、それぞれ深まる関係。”いま”の関係、”これから”の関係、どうなっていくのかな~。