「ヤバいぞ、もう、いない!」

さっきまで元氣よく燃えていた焚き火。
氣がついたら、炎が見えなくなっていた。

あわててお~くんが、火吹き竹で吹いてみるけれど、復活しない。


「ヤバいな、どうしようか。」

すると、傍らにいたさっちゃんが、

「私、ジャンプしながら、できるよ。 やったろか。」

と、火吹き竹を受け取った。


思い切り息を吸い込むと、ジャンプしながら息を焚き火に吹きかけるっ!
2回目の大ジャンプで、小さな炎が見えた氣がした。


「俺も、やってみる!」

今度は、お~くんが、連続ジャンプのような、スキップのような連続技をやってみた。


「ジャンプじゃなくて、ダンスじゃんか~」と、みんなで大笑い。


無事に炎が見え始め、煙があがってくると

「これに、煙を集めてみるわ~!」と、煙に火吹き竹をかざしている。


ちょっと口から離してしゃべってみたら、声が変わって、
しかもちょっと大きくなることも発見。

だから、ビワを採っている仲間に向かって、
「僕の分も、採って~」とのアナウンスにも火吹き竹が使われていた。



アイディア次第で、道具はいろんな使い方ができる。
そして、まんまるっ子のアイディアは、いつも斜め上を行く。

DSCN2312

DSCN2316

DSCN2324

DSCN2314