「ひゃ~、ちょっとこわいな~、これ。」

まんまるにある2つの竹のすべり台のうち、角度が急な方を滑ろうか、
ひっちゃんが、迷っている。


それでも、勇氣をだして、そろりそろりと滑り下りてくる。


「わわわ~、こわい~。」

でも、滑り終わったら・・・

「こわいのに、なんで楽しいんやろ。
 もう一回、やろっと。」

と、登っていく。


また、すべり台のスタート地点に座りながら、

「こわいから、こわい時もあるのに、なんでこれ(すべり台)は、楽しいんやろ。
 こわいのに、楽しいって、おかしいよな?」と、聞いてくる。

「楽しい”こわい”と、こわい”こわい”があるってことだね、
 どっちも、ひっちゃんなのにね。」

「ね~、不思議だね。」


その後、何人かで探検に行くことになったら、

「ここ、ちょっと暗くて、ちょっとこわいね。」とひっちゃん。

でも、
「どっちの”こわい”? やめとく?」って聞いたら、

「こわいけど楽しいの”こわい” だから、行く!」と、
元氣よく宣言して、一歩を踏み出した。


まんまるっ子の中には、いろんな氣持ち、
いろんな”こわい” が、ぐるぐるしている。


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