「とれた~!! カナヘビだ~!」
やっくんの雄叫び。
手には、お腹がきれいな黄色で、ぷっくりふくれたカナヘビ。
あっという間に、カナヘビが見たいと、輪ができる。
「きっとお腹が大きいから、メスだ。」
「赤ちゃんがいるんだね、きっと。」
「え、カナヘビって、タマゴじゃなかったっけ?」
「じゃ、お腹に卵が入ってるのか!?」
「あ、手で触ったら、ダメだ!
人間の手の熱さに、耐えられないんだ!」
お~くんのアドバイスに、触ろうとしていた何本かの手が慌てて引っ込む!
それならばと、枝で触ろうとすると・・・
「木もダメだ! 体が傷ついちゃうかもしれない!
赤ちゃんがいるんだぞ!」
触ることを止められて、視線だけで、カナヘビがゆだっちゃうんじゃないかと思うくらいの、
熱い視線が、交差する。
いくら見ていても、見飽きない、カナヘビ。
「あ、お腹のふくらんでるとこの上の方が、めっちゃ動くな。」
「そこが心臓なんかな。」
「あ、手が、1本使えてないぞ。」
よく見ると、1本の手と2本の足は、しっかり地面に着いているのに、
もう1本の手は、体に沿わせるように、浮いている。
「あかちゃんがいるから、お腹をなでなでしているのかもよ!」
「さっき、(つかんでいた指を)噛んできたのも、赤ちゃんを守るためなのかもね。」
次から次へと疑問や自分なりの答えが出る子もいれば、黙ってじ~っと見つめている子も。
それぞれのやり方で、自然と交信しているのがわかる。
人間以外の、たくさんの命と、一緒に遊べる環境に感謝。




やっくんの雄叫び。
手には、お腹がきれいな黄色で、ぷっくりふくれたカナヘビ。
あっという間に、カナヘビが見たいと、輪ができる。
「きっとお腹が大きいから、メスだ。」
「赤ちゃんがいるんだね、きっと。」
「え、カナヘビって、タマゴじゃなかったっけ?」
「じゃ、お腹に卵が入ってるのか!?」
「あ、手で触ったら、ダメだ!
人間の手の熱さに、耐えられないんだ!」
お~くんのアドバイスに、触ろうとしていた何本かの手が慌てて引っ込む!
それならばと、枝で触ろうとすると・・・
「木もダメだ! 体が傷ついちゃうかもしれない!
赤ちゃんがいるんだぞ!」
触ることを止められて、視線だけで、カナヘビがゆだっちゃうんじゃないかと思うくらいの、
熱い視線が、交差する。
いくら見ていても、見飽きない、カナヘビ。
「あ、お腹のふくらんでるとこの上の方が、めっちゃ動くな。」
「そこが心臓なんかな。」
「あ、手が、1本使えてないぞ。」
よく見ると、1本の手と2本の足は、しっかり地面に着いているのに、
もう1本の手は、体に沿わせるように、浮いている。
「あかちゃんがいるから、お腹をなでなでしているのかもよ!」
「さっき、(つかんでいた指を)噛んできたのも、赤ちゃんを守るためなのかもね。」
次から次へと疑問や自分なりの答えが出る子もいれば、黙ってじ~っと見つめている子も。
それぞれのやり方で、自然と交信しているのがわかる。
人間以外の、たくさんの命と、一緒に遊べる環境に感謝。



