「え、きーちゃん、公園行かへんの?!」

 

今日のやりたいことは、“公園の滑り台と岩を登りたい”と話していたはっくん。

リュックを持って、すっかり出かける氣満々だった。

 

 

「公園行かんの?行く?」

行きたい思いが強く、どんどん近づく距離。

 

いつもは、はっくんが公園に行くかと聞いたら、「行く。」と頷くきーちゃんだけど、今日はどうも違うらしい。

きーちゃんの口もきゅっきゅっとむすばれていく。

 

はっくんに、行くか行かないかの選択肢をきーちゃんへと投げかけるのではなく、氣持ちを聴いてほしいなと傍で感じたので、少しだけ確認してみた。

 

「はっくんは、公園の滑り台と岩を登りたいから、公園に行きたいんだよね?」

「うん、そう。」

 

「公園に行きたいから、きーちゃんにも(公園に)行くか行かないか聞いているんだよね?」

「そうそう。」

 

「わかった。朝の会でもやりたいことで話していたもんね。」

「うん!」

 

「きーちゃんは、朝の会の時、今日のやりたいことは“まだ考え中”だったよね。」

「あ、そうやな。」

 

「まだ考え中かもしれないけど、一回、きーちゃんの話も聞いてみない?」

「うん、いいよ。」

 

「きーちゃんは今、何したいん?」

「・・・水たまりでパシャパシャ。」

小さい小さい声だったけど、はっくんに自分のやりたいことを話したきーちゃん。

 

「あ~、水たまりでパシャパシャか~。公園に水たまりあるかな~。ないかもな~。」

 

「じゃあ、どうする~?」

「きーちゃんのパシャパシャも大切やし、でも公園にも行きたいしな~」

「どうするか、相談しよう!」

 

しっかりときーちゃんの氣持ちを受け止めてくれたはっくんに、きーちゃんもやっと力が抜けた。

 

自分の氣持ちを言葉にのせるのは、簡単なようで実は勇氣のいること。

相手の思いに耳を傾けるのも、勇氣のいること。

“ひとり”じゃないからこそのこと。

しっかりと受け止めてくれる相手がいることの嬉しさと安心感は、とても大きいだろうな。

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