肩にロープ2本、脇に木の板1枚を抱え、さっき見つけた“ブランコを作るのにいい場所”へと足を進めるはっくん。
木の枝にかける分も残したいから・・・、と考えながらまずはロープと木の板を結ぶ。
いざ、取り付けに入ろうとすると、「あ!届かへんやん。」
「いそちゃん、あそこ、とど・・・かへんな。」と振り返って確認するや否やガックリ。
でもすぐに、
「あ。そうやん。階段ここに作ったらいいんやんか!」
これまでも高さに困った時は頼りになった階段づくり。
早速、ドラム缶やらをうんしょよいしょと転がして移動させるも、場所は坂道になっていて、足元が定まらないから上に乗るのは怖い。
きーちゃんが離れた所から、「ロープで結んでくっつけたらいけるで」とこっそり提案してみるも、はっくんの耳には届かない。
ブランコを付けたい場所の周りをじーっと見つめて・・・、
「あ!そうやん。木に登ったらつけれるかもしれへんな。できるか、1回やってみたらいいやんな?・・・な!」
行く先に待っているのは、険しい竹ちくちく道。
なぜか置いて行かれている、取り付けるはずのブランコセット。
そして今にも解けそうなロープ。
“ブランコを作る”まで、思い通りにいかないことの方が多いかもしれないけれど、それは閃きがあって、工夫してチャレンジする機会が増えることで、失うものは何もないから、“失敗”なんて、まんまるっこの辞書にはきっとないね。
そして、ともかくやってみようとする姿は、やっぱりかっこいいな。
まんまるのみんなと、いつもまるっと受け止めてくれる生穂baseの自然が、これからも元氣に過ごせるよう、「おにはー、そと!ふくはー、うち!!」