「うわぁ。」

急な斜面を下っていて、足を滑らせた、あーくん。
尻もちをついたまま、ずるずると斜面を滑り落ちる。


「わはは、エレベーターや。」

尻もちをついた照れ笑いもまじって、ちょっと複雑な顔。


「わぁ、ほんとや~、エレベーターや~。」

そうとは知らずに、後から続くいっくんは、
とっても楽しそうに、最初からお尻で滑ってくる。

「もういっかい、エレベーターする~。」と、氣に入ってまた登って行った。


同じ斜面を少し横の別ルートで降りたけーくんは、
「エレベーターもあるとか、すごいな。」と、感心して見上げている。


みんなの反応に氣をよくしたあーくんは、
「ブランコもあるしな、すごいな。」と、傍らの太い蔓に飛び乗った。


「こっちには、休憩所もあるんやで。すごいやろ。」と、
けーくんが別の場所を案内する。


「ムベもあるしな、すごいな。」
赤く熟れたムベの実を誇らしげに掲げて、やっくんが言う。

「杖もあるしな。」と、よっくんも続く。


竹ばっかりに見えていたまんまるフィールドは、なんでもあるすごいところだと、
今日もまんまるっ子が教えてくれました。

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↑ 毎年恒例になっている、ハロウィンのお菓子探し。
 保育者が森に隠したお菓子を、みんなで見つけるのが、まんまるのハロウィンなのです。
 今年も最後の一個がなかなか見つからなくて、盛り上がったね~。

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