「いたぞ~」

雄叫びがあがった途端、ものすごい勢いで駆けつけては、
カナヘビ探しが盛り上がる。


こうやって、走るスピードが上がっていくのだなぁと感心していた矢先・・・


「嘘じゃんか!全然いないよ!」

と、あっくんが声を荒げる。


「嘘じゃないよ!ホントにいたんだ、見たんだよ!!!」

足の速いトカゲやカナヘビは、一瞬しか姿を見せないことも多い。


そして、もしかしたら、みんなに集まってほしくて、
声を挙げていたかも・・・と私が思う瞬間が何回か過去にあったのも、確か。


あ:「嘘を言ってると、本当にいたときも、嘘だと思っちゃうじゃんか。」

や:「本当にいたんだよ。今、見えなくなっちゃったんだよ!!」


本当にそこにカナヘビがいたかどうかは、見つけた本人しかわからない。


しばらくいや~な空氣だったけれど、そのままカナヘビ探しは続く。


いざこざの種をつくったのがカナヘビなら、
仲直りのきっかけをつくったのは虹色カナヘビだった。
きれいな色で虹色カナヘビとまんまるっ子が呼ぶのは、
正確には、ニホントカゲの赤ちゃん。


「いたっっ!虹色カナヘビ!!」

地面を、文字通りなめるように凝視し、草をかき分け、追う。


「やった!!僕が捕まえた!」
とのあっくんの歓声に、

「やったね!あっくんが捕まえたよ~!!」と、
自分が捕まえたかのように、うれしそうに、みんなにお知らせするやっくん。


他の遊びをしていた子達も集まってきて、虹色カナヘビの美しさにみとれる。

たくさんの命に囲まれて育つ、この豊かさに感謝。

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