「あ、いた!」
「こっちも!2人だ!!」

あ~ちゃんが、声を挙げたと思ったら、もうカナヘビは捕まっていた。

3歳ではとうてい真似できない早業に、歓声があがる。

「ぎゅっとしちゃ、ダメだよ、死んじゃうからね。」

「やさしく、ぎゅっとするんだよ。」

年下の子達に、カナヘビの持ち方を独特な表現で、教えてくれる。


「かわいいねぇ。」

カナヘビを取り囲んだまんまるっ子たちが、口々に言いながら、
うっとり(!)と、ながめる。

その様子が、こちらも、とってもかわいい。


「わ、お腹が動いたよ。」
「心臓なのかもしれないね、生きてるもんね。」


「わは、ひっかいたよ。」

「なんか、おとなしくなったね。
 あ~ちゃんのこと、好きなんだね。」


「何食べるのかなぁ。」

「ヘビじゃない?」
「こんなに小さいから、ヘビは食べられないよ、きっと。」

「草かな~。」
「木の実かな~。」


小さなカナヘビが、大きな想像力を連れてくる。


しばらく遊んだら、その時持っていたい~ちゃんの手をすり抜けて、カナヘビが逃げた。


「あ”~、逃げちゃった。」

い~ちゃんは盛大にしょんぼりしていたけれど、カナヘビはホッとしていたかも。
また遊びに来てね。

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