薪を入れてある木の箱と予備の着替えを入れてある箱の間を、
あっくんとみーちゃんが、なにやらのぞき込んでいた。

カナヘビやトカゲを追いかけているのかなと思ったけれど、
何かを捕まえるそぶりは見せない。

「何見つけたの~?」と近づいてみると、

み:「見て~!めっちゃきれいなの、見つけたんだよ。」
あ:「それ、僕も見つけてたよ。」


狭い隙間に目を凝らすと、隙間に張ったクモの巣に、
先日の七夕飾りのために、短冊に開けた穴あけパンチの丸いの(つまり、ゴミ・・・)が、
いくつかくっついていた。


「なんかさ、天の川みたいじゃない?は~、めっちゃきれい!」


カラフルな小さい丸い画用紙は、なるほど星というわけか。

「もっと、集めたら、きれいかも!」


よくよく見ると、まだ地面にいくつか落ちていた。

「わ、お月様の形もあったよ!」


穴あけパンチの出来損ないの三日月も、まんまるっ子にはお宝になる。


「たくさん集めて、キラキラ―ってやったら、素敵かも~。」


うわさを聞きつけたは~ちゃんも加わって、パンチの穴の画用紙探し。


いくつも載せて、ゴージャスな天の川になったら、他の子達や保育者にも見せたくなってきた。


「見て見て~、クモの七夕だよ~。」


ダイナミックに体を使う遊びも好きだけど、
20センチ四方のクモの巣に、美しさを感じて創作意欲がわき出す、
こんな繊細な遊びも大好きな、まんまるっ子なのでした。

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