「カブトムシのメスおったー!!」


下の森に降りたときに嬉しそうにカブトムシを見つけたおーくん。
残念ながらもう亡くなっていたカブトムシだったが、虫がだいすきなおーくんはとっても嬉しそうな様子。


そこへ一緒に降りてきたよーくんが来てシュパッとカブトムシをさらっていき、
「上に登ろう!!!」
と提案してきた。


最初にカブトムシを見つけて拾おうとしたおーくんは
「それぼくが先に見つけたやつ。。。!」
とよーくんに伝えた。


だが、カブトムシを持って逃げようとするよーくん。
「それは先におーくんが見つけて拾うと思ってたやつじゃない?ゆうかも見てたけど…」
と伝えると、


よ:「じゃぁ近くまで取りにこいよ!!!近くまで来ないと渡さない!!」

お:戸惑いながら近づく。


渡す様子がないよーくんに思わず、
「おーくん近くに来たけど…」
と伝えた。


すると、カブトムシは渡してくれたがそっぽを向いて離れたところへ行ってしまった。


少し拗ねてしまったよーくんに
「おーくんが先に見つけたのをゆうかも見ていたから、何も言わずにカブトムシを連れて行ったよーくんに、おーくん悲しいんじゃないかなってゆうかは思ったけど、よーくんもカブトムシが欲しかったならそれをおーくんに伝えてみたらどうかな?
よーくんの気持ちも我慢せずに大事にしてほしいなって思うよ」
と伝えてみた。


黙ったままのよーくん。
それからすぐにカブトムシはおーくんがもう森に返すと言って置いていったので、そのあとよーくんが嬉しそうに拾っていた。


相手の気持ちを分かってほしくてゆうかの想いをよーくんに伝えたけど、よーくんが自分の気持ちを言えなかったのはなんでだったんだろう。


相手と自分の気持ち、どちらも大切にするってとっても素敵なことだけど、気持ちはことばにしなきゃ伝わらない。
簡単なようでとってもむずかしいことなんだなぁ。


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