「いた!みんなに見せてくる!」

アジサイの葉っぱの上でくつろいでいたカエルを、びっくりする速さで捕まえて、
みんなの方へ走っていく、やっくん。


「ここ、お家にしてあげよう!」
「いいこと考えた!これをテントみたいにしよ。」

水が溜まっていたタライに、木片を持ち込んで、カエルのお家づくりがはじまる。


「いいこと考えた!これ、ウォータースライダーにするわ。」

「いいこと考えた!長いすべり台つくるわ。」

膝を突き合わせてというより、おでこがくっつくくらいにくっついて、
おーくんと、よーくん、やっくんのアイディアが、どんどん形になっていく。


「いいこと考えた!これ、橋にする!」
「長すぎるんじゃない?こっちにしたら?」
「いいね~、そうしよ!」

”いいこと考えた!”と誰かが言うたびに、空間がぶわっと広がる感じ。
アイディアが次々に出てくるから、改善案もダメ出しにはならず、
より素敵なアイディアに生まれ変わっていく。
カエルと木片だけで、どこまでも遊びが広がっていく。

その合間に、何度も、
「かわいいね~」と、カエルをうっとり見つめる。

いっぱい触りたいけど、弱ってほしくないから、
少しで我慢したりもできるようになった。

春は、たくさんの命が一緒に遊んでくれるのがおもしろい。

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