「見て~、こんなにきれいに剥けたで!」

クヌギの大きなドングリを、焚き火であぶると、
硬い殻に裂け目ができることを発見したき~くん。

そうすると、渋皮ごと剥けて、中からつるんとキャラメル色をしたナッツが現れる。

「小さいのでも、やってみたら、これもうまくいった!」

と、ウバメガシのドングリもつるりと成功したのを見せてくれた。


「でもな、こっちは中まで焦げちゃったねん。うまくいかんかった。」

未熟だからか、火が強すぎたのか、中身が焦げてしまったものもある。


「それ、ちょうだい」

きれいに半分に割れた殻は、あ~ちゃんケーキ屋さんの手で、
トロトロが詰められて、イヌタデの花がトッピングされて、小さなカップケーキに変身。


「これも、ちょうどいいのがあったから、あげるわ。」

き~くんが持ってきてくれたのは、クヌギのドングリの帽子。
ボサボサ過ぎず(って表現でわかっていただけるでしょうか・・・)、
いい具合にトゲトゲしている帽子には、コロンとお団子が収まる。


ナマケモノという設定なのに、なぜかハムスターと同じく「ハムハム~」と鳴く、
動物園にいる子達には、先ほどのドングリの殻をお皿に、カタバミの葉っぱをのせてあげる。


太さの違う竹を切って、蓋と入れ物にしてドングリを入れたり、
ゆっくんは、葉っぱで包んで、プレゼントもつくっていた。


ドングリの遊び方は、無限大。

保育後のスタッフミーティングは、カラスがドングリの殻を割りながら、眺めていましたよ。


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