「一緒に、遊んでくれない・・・」

今にも泣き出しそうな、小さな声を、届けたい子達に伝えてみる。


「一緒に遊びたいけど、遊んでくれないから、悲しい氣持ちになっているみたい。
どうしたら、いいかなー。」


「知らな~い。」

人数が多い方は、余裕(?)の表情、むしろ、顔を見合わせて少し笑ってもいる。

「(仲間に入れる、入れないの前に、)何も、(遊びを)してないし・・・」


そうきたかー、と思わず関心してしまう、自分たちは悪くないという立ち位置の回答。

「私は、(仲間に)何人しかはいっちゃダメとか、言ってないよ。」


少し経つと、

「(この場所に、)入って来てもいいよ。」

とも言われたけど、急に仲良くはなれなくて、距離は空いたまま。


またしばらくして、みんなで遊ぶことになったけれど、ごっこ遊びの設定で、またもめる。

「怒っているから、やなんだよ。」

「怒ってないよ!」

「言い方が、怒っている感じなんだよ。」

「怒っていると思われているのが、やなんだよ!」

「そんな風に言ったら、またさっきみたいに(悲しく)なっちゃうよ。」


興奮しながらも、自分の氣持ちが言葉になっているのが、すごいなと思う。
そして、何を言うかはもちろん、伝え方や言い方、口調の違いで、
真意が伝わるのか、間違ったとらえられ方をしてしまうのか、大きく変わってくる。


最後は、一緒にニコニコ遊び、終わりの会でも、
一緒に遊んだのが楽しかったとそれぞれに発表してくれた。


たくさんたくさん間違っていいよ。
イヤなことはイヤ、違うことは違う、悲しいことは悲しいと伝え合って、笑い合っていこうね。

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