「ちょっと来て~、この虫、なに~?」
ゆっくんが遠くから呼ぶ声に、そちらに近づきながら、
「何色~?」と、聞いてみる。
現場に到着し、ゆっくんが答えてくれないわけがわかる。
緑とも茶色とも黒とも言い切れない、なんとも複雑な色。
ところどころ銀やメタリックな青緑も併せ持つ、セミ。
じっと見ていると、バタバタと羽を動かすだけで、すぐひっくり返って足をしきりに動かす。
「あ、羽がしわしわしてるよ。」
「飛べないから、練習しているんだね。」
とっくんの発見に、ゆっくんはひっくり返ったセミに、枝を差し出す。
「わ、登ったよ。」
「ほら、また羽を動かしたよ。」
「こんな風に飛ぶんだよ。がんばれ。」
ゆっくんが、体の横で手をはばたかせ、飛ぶ見本(!)を見せる。
「僕が先だったんだよ。」
「さっきからずっと乗せてるじゃんか!」
歩くセミが、自分の差し出した枝や板に登るのがうれしくなって、
我先にと、セミを登らせようとする、ゆっくんととっくん。
ちょっと、無言でにらみ合った後、
「仲直りしよ。」のゆっくんのひとことで、またセミは2人の宝物に。
2人で、みんなに見せに、駆け出して行きました。
ひたむきに練習する姿は、まんまるっ子の姿と重なる。
明日には、飛べるようになってるかな~。
それにしても、暑い1日でした・・・。
ゆっくんが遠くから呼ぶ声に、そちらに近づきながら、
「何色~?」と、聞いてみる。
現場に到着し、ゆっくんが答えてくれないわけがわかる。
緑とも茶色とも黒とも言い切れない、なんとも複雑な色。
ところどころ銀やメタリックな青緑も併せ持つ、セミ。
じっと見ていると、バタバタと羽を動かすだけで、すぐひっくり返って足をしきりに動かす。
「あ、羽がしわしわしてるよ。」
「飛べないから、練習しているんだね。」
とっくんの発見に、ゆっくんはひっくり返ったセミに、枝を差し出す。
「わ、登ったよ。」
「ほら、また羽を動かしたよ。」
「こんな風に飛ぶんだよ。がんばれ。」
ゆっくんが、体の横で手をはばたかせ、飛ぶ見本(!)を見せる。
「僕が先だったんだよ。」
「さっきからずっと乗せてるじゃんか!」
歩くセミが、自分の差し出した枝や板に登るのがうれしくなって、
我先にと、セミを登らせようとする、ゆっくんととっくん。
ちょっと、無言でにらみ合った後、
「仲直りしよ。」のゆっくんのひとことで、またセミは2人の宝物に。
2人で、みんなに見せに、駆け出して行きました。
ひたむきに練習する姿は、まんまるっ子の姿と重なる。
明日には、飛べるようになってるかな~。
それにしても、暑い1日でした・・・。