「うま~い!もう一個食べたい!」

まだまだ青い時から、楽しみにしていたビワが、やっと熟してきた。


竹で枝を手繰り寄せ、なんとか取れるところのは取りつくし、
あとは狙いを定めて、竹でつつくのが精一杯。

背が小さいチームは、背の高い年長さん頼み・・・。


なかなかお目当てのビワは落ちず、ほんのり黄色くなっただけの実が落ちてきた。

「これも、食べてみる!」

「ちょっとだけなめて、ダメだったら、ぺってしたらいいよ。」

「皮がむきにくいな・・・」

「いける?」

「うん!ちょっとすっぱいけど、いける!」

その声に安心して、他の落ちている実も食べてみる。

「ぺっ、これは酸っぱすぎ―。」


ちょっと熟しすぎているのも落ちてくると、それにももちろん挑んでみる。


「いける?」

「わ、ここ(熟しすぎて茶色くなっているところ)は、まずい・・・。」

「でも、この皮はおいしいわ。」

「なめているだけで、甘い~」


他の人の意見も参考にするけれど、最終判断は、自分の味覚。

数値で判断するんじゃなくて、感覚を磨いてほしいなと思う。


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