「大変だ!茶色の煙が出てる!」

雨で少し肌寒くなったから、焚き火をはじめた、いっくん。


「今まで、何回も(焚き火を)やってきたけれど、こんなの初めてだ!」

枯れた竹からいつもの白いのとは違う色と濃度の煙があがっている。


「あわわ、こっちはあぶくが出てきたよ。」

さっき薪用の長さに自分で切った竹も、まだ水分を含んでいたみたい。


小降りになったり、雨が降っているのに太陽が出たりと不思議な天氣の中、
焚き火を絶やさないように、薪をくべ続ける。


「わ、今度は火が丸まって、穴の中で竜巻になってるよ!」

竹の割れ目から炎が竹の中に入り込み、丸くなる様子に興奮する。


別の遊びをしていた子達も、何事かと集まってきて、

「ホントだ~。竜巻だ~。」と、盛り上がる。


大発見を共有する仲間がいるっていいね。
焚き火のあたたかさと、仲間のあたたかさを感じる雨のまんまるでした。

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