「スリー、ツー、ワン!」

立ち上がって、小さな手でつくった数字を見つめて、力をこめる。

「ファイヤー!」と叫びながら、切れ込みの入った竹の両サイドを押す。


「う~ん、ダメか~。硬いな~、これ。」

産まれて初めて(!)使ってみた、ノコギリが、楽しいとっくん。


「これで、いいんちゃうか?」


3回くらいノコギリを前後させ、
1mm(!)くらい切れたら、また立ち上がり、


「スリー、ツー、ワン、ファイヤー!」


「ダメか~。」

それもそのはず、まだ直径の半分も切れていない竹を、折ろうとしているのだ。


「よし、こっくんが押さえてあげるよ。」

「えぇ”っ、ゾンビ、押さえてくれるのか!?ありがとう。」

さっきまでゾンビごっこで、追いかけ合っていたこっくんの申し出が、うれしい。


またまたほんのちょっぴり切ったところで、立ち上がり、
「スリー・・・」と始まりそうになると、

「いや、こっちがまだ切れてへんで。」とこっくんからアドバイス。

「ここ切らんかったら、大変だからな。」

くるっと竹を回し、切れてない部分を上にしてくれる、こっくん。


傍らでは、
「おぉ~、緑の粉が出てきたぞ。」と、竹を切るというより、
力が足りなくてなでている、す~くん。


「よし、これでOKだ!。」


粉が満足いく量とれたす~くんと、切れ目がぐるりと入ったとっくん。


同じ事をしているようで、納得いくゴールが違うのがおもしろい。
ゆっくりと、刃物を上手に使えるようになっていこうね。

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↓コンポストトイレを作ってもらった際の端材は、もちろん格好の遊び道具!
 まさくん、残しておいてくれてありがとう!
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