「おぉ、こんな太い木、切るんか、すごいな。」

ひ~ちゃんが、直径10センチくらいの木に挑んでいるそっくんに声をかける。


「固いな~」

竹を切る機会の方が多いから、太い木に苦戦する、そっくん。


まっすぐな木じゃないから、そっくんの手でおさえていても、ぐらぐらする。

「押さえたろ。」

木のはじっこに、ひ~ちゃんが乗って、少し木が傾くと、
ノコギリが挟まってキュウキュウいってたのも解消されて、ノコギリが動くようになった。

それでも、なかなか切れない。


ちょっと疲れちゃったそっくんは、氣分転換(?)に、ちょっと別の場所を切ってみる。


「わ、こっちはやわらかいぞ。」

中がスカスカだったようで、切粉もたくさん出て、ノコギリの進みも早い!


「本当は、こっちを切るつもりだったんだ!」

と、さっそく予定変更!


「わ、めっちゃアリが出てきた~!!」

スカスカの理由は、アリが中で巣をつくっていたからなのかもしれない。


大発見の声に吸い寄せられたき~くんが、鍋を持ってきて、アリを集め始める。

木を切るのは中断され、ノコギリは、アリを乗せて運ぶ道具に・・・。


自然の素材は、均質ではなく、思いがけない出会いがあるから楽しい。

明日は啓蟄。
森の虫たちも、そろそろ起き出してくるかな~。

DSCN2099

DSCN2115

DSCN2095

DSCN2103