「あじめちゃん、見ててや。」

自信たっぷりに、すごい斜面を駆け下りた、け~くん。
惚れ惚れする勢いだったけれど、途中で足がからまって、こちらも見事なダイブ!


こらえていた涙があふれだしたけ~くんに駆け寄ると、

「あっち行って。」


「痛かったな~、(泥んこになってしまった)上着、着替える?
(泥んこの)手、洗う?」

と聞いても、

「あっち行って。」

そりゃそうだよね、かっこいいとこ見せたかったのに、不本意すぎる結末・・・。


しばらく傍で、あ~ちゃんとケーキ屋さんごっこをしていたら、


「ジャンバー、脱ぐ。」

また、少ししたら、

「洗わなくていいねん。だんだんきれいになってきた。」

と、両手をこすり合わせて泥が少し落ちた両手をこちらに広げて見せる。


またまた少ししたら、

「ズボンだけ、着替える。ついてきて。」


そしたら、あ~ちゃんも、
「私も、さっき滑っちゃって、膝がどろんこだから、ズボン着替える!」とついてきた。

もしかしたら、あ~ちゃんはけ~くんが着替えるタイミングを待っていたのかも。


痛みが引いて、氣持ちも落ち着いた自分なりのタイミングで、次の行動に移りたいよね。
色々、先回りしちゃって、ごめん。


「もう、あれ、やらんとこ。」

手のひらに絆創膏をはったけ~くんが、ぼそっとつぶやいた。


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