「ね~、フユイチゴ見つけたって!!!」

上着が必要になってきたころから、頭の片隅でみんながずっと氣になっていた、
今年のフユイチゴの、第一報が届いた。
もう、だるまさんがころんだ をやっている場合ではない。


去年、たくさんあった場所に、みんながわくわくと駆け出して行く。


「あった!」


まんまるでの初めての冬を迎える、3歳さんがつぼみを採ってしまうと、

「これはね、食べられないんだよ。
これがね、こんな風に、パカっと開いて、赤い実がぷるぷるしたら、食べられるんだ。」

と、身振り手振りで年長さんが教えてくれる。


「もう、なんでフユイチゴの葉っぱは、ギザギザなんだろうね~。
よけなきゃ、採れないじゃないか!」と、ぷりぷりする、あ~ちゃんには、

「おいしいから、なるべく採られないように、フユイチゴも工夫しているんじゃない?」


「もうこれだけ、食べた!8つ!」と、手で4をつくって誇らしげなかっちゃんには、

「それは、4。4と4で、8だよ」と、数の数え方も教えてくれる。


「まだ、見つからない~」という子には、
「一緒に食べたらいいやん」と、分けてくれたり、

「(みんなで採って集めたフユイチゴ)これは、お土産にする?」
「いや、これは食べて、これから採るのをお土産にしたら?」
「いやいや、まだ、そんなにないから、お土産はなしだ。」
などなど、自分の考えを伝え合ったり、


「小さい時(!)は、この道行けなかったけど、もう行ける!」と、
1年間の自分の成長をふりかえったり・・・


自然の教科書が、たくさんのことを学ぶ機会をくれる。
おいしいフユイチゴを食べながら、賢くなっていくなんて、最高だな~。

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