「ちょっと、そこ、もうちょっと離れてね。」


竹切り用のノコギリで、竹を切って火吹き竹を作ったり、カップを作ったり、
保育者と一緒にナタで竹を割って、お箸や剣を作ったり・・・。
今日は久しぶりに竹があったので、竹を切るのが楽しくなる。
最初は危なっかしい手つきだった子達も、経験を重ねるごとに、
なんとか1人でノコギリを使えるようになってくる。

そして、年長児にもなると、周りの安全にも注意を払えるようになってくるのだ。
ノコギリを使っていると、自然と集まってくる仲間に、離れるように注意をする。
それも、保育者が声をかけようかなと思う、ほんの一歩先で。
そんな時、子どもを信じることができてよかった~と思う。


「もうちょっと、こっちに(ずらして)置いた方が、切りやすいよ。」

切る時の体勢が、切りやすいかどうかにとても大きく関係しているということもわかってくる。


「ちょっと、こっち持って」
「オッケー、いいよ。」

「おー、ナイス。めっちゃ切りやすい!」

1人で切るのもいいけれど、仲間が手を貸してくれると動かないし、
両手でノコギリを持つこともできる。


「いてっ」

力み過ぎて、ノコギリを無駄に早く動かしても、意外と早く切れるってもんでもない。
不注意の代償は、小さな切り傷。


「待ってて、僕の絆創膏、持ってきてあげる。水にぬれても大丈夫なやつなんだ!」

痛くないと言ってたけれど、友達のやさしさに、急に傷が痛くなることもある。


「見て!剣はどこにもないよ!」


剣を腰に差して、隠した上着が角ばっている。
早く走ろうとすると、剣が邪魔をしてガニ股になっちゃうのは、ご愛敬。

道具が上手く使えるようになると、創造力の幅が広がる。
たくさん手を動かして、どんどん楽しいことを生み出していってほしいな~。

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