見晴らしのいい、ヤッホーテラス。

今日はここでお弁当を食べることに。


梯子を頑張って登ったけれど、実は降りる方が怖い。



「こわい」



3歳のは~くんは、足までぶるぶる震えている。

慎重に、慎重に、慎重に。

下の段に降りるために、手を一段下におろすのが、バランスがくずれてこわい。

他の子が、足首をつかんで下の段に足をつけさせてくれるけど、
それも自分のタイミングじゃなかったりするから、余計にこわい。


それでも一歩一歩。
何度もこわくって足や手をもとの位置に戻したりしながら、地面にたどり着く。


は~くんはもちろん、
見守っていたみんなも、とってもうれしい。



”こわい”っていう感覚は、私が大切にしたい感覚。
”こわい”と思えば、足の裏から頭のてっぺんまで五感すべてが研ぎ澄まされるから。

夜も暗くなくなって、うっそうとした豊かな森が少なくなって、
無音の空間が少なくなってきた現代で、
人間が”こわい”ものがなくなってきた気がする。


でも、”こわい”の先には、たくさんの成長と発見がある。


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