2024年06月

240619  一本のロープ

さ:「私が先に、使ってたんだよ~」

ま:「でも、今は使ってなかったじゃん!」

さ:「カエルを捕まえに行くのために、ちょっと置いておいたの!!」

地面に落ちていた(置いてあった)ロープをめぐり、氣持ちがすれ違う2人。

さ:「じゃあ、何に使いたいか、言ってよ!
   さっちゃんは、これ(ロープ3本で編んで帽子につけた三つ編み)につけて、
   長くしたいの!」

ま:「ま~くんは、こっちのブランコ(浮き球)とあっちのブランコを結びたいの!」


自分の主張を繰り返し、ヒートアップしてきたので、交通整理に入る。

2人の用途が違うこと、どちらもこのロープじゃなきゃいやなことまではお互い確認した。

あ:「そうか~、でもこのロープは1本しかないね。
   どうする?」

ま:「わからない」

さ:「わからない」

あ:「わからないか~、困ったね~。」


様子を見ていたもっくんが、「違うロープを探したらいいんじゃない?」と
提案したけれど、どちらもそれはイヤ。

ま:「わかった!
   こっち(ロープの1つの端)をブランコに結んで、
   もういっこ(別の端)をさっちゃんに結んだらいいんじゃない?」

まーくんが、2人のアイディアをミックスした、なんとも斬新なアイディアを提案する。

さ:「そしたら、ブランコがあっちに行ったら、私が転んじゃうじゃんか!」

さっちゃんに真っ当な反論をされて、落ち込むま~くん・・・。


どちらかが泣いたり、プイっとどっかに行ったりすることでうやむやになることもあるのに、
今回は、そのあとも、いくつかのアイディアと「それはイヤ!」が繰り返される。


しばらくやり取りが続いた後、急にま~くんが握りしめていたロープを
さっちゃんに無言で渡した。


さ:「え? いいの?」

拍子抜けしたように、驚くさっちゃん。
頷いて走り去る、ま~くん。

何が正解か、どこが落としどころなのか、
もっと話した方がよかったのか、わからない。

でも、自分で決めたことならば、その決定を尊重したいと思う。


保育者:あじめ

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240618  かえる

朝の会で、みんなで絵本『かえるのつなひき』(さくらともこ作・せべ まさゆき絵/PHP研究所)を読み、“まんまるいけ”のカエルたちが登場したものだから、綱引きの応援には、熱が入るまんまるっこ。

 

朝の会が終わって、ロープを手にしたまーくん。

 

ま:「綱引きしようよ!!」

 

こうして始まったまんまるっこの綱引き。

はじめは11だったけど、後から後から増えてきて。

思いきり引っぱっては、踏ん張り。仲間だったはずが、急に相手チームに入ったり。

どこまで引っ張ったら、だれとだれがチームなんてルールはなく、ただただ引っ張り合う。

 

そのただただ引っ張り合うのがおもしろおかしくて、大笑いした少しあと。

 

り:「あ!なんだこれ?」

  「カエルだ!!」

 

フィールドにできた水たまりの中で、カエルを発見!!

 

も:「えっ、どこ?!」

さ:「さっちゃんもみたい!」

り:「りっくんが捕まえる!!」

 

みんなで必死にカエルを捕まえようとするも、カエルの動きが軽やかで速いこと。

 

も:「えっ、どこにいった?」

り:「あ!これカエル・・・じゃなかった。」

ま:「ん?!カエル・・・?木じゃないか!」

さ:「あっ、おった!!」

  「・・・あれ?どこや?」

は:「水の中にはいった!」

り:「え、いないで?」

 

いつの間にか、カエルの後を追うまんまるっこたちも、逃げるカエルと同じくピョンピョン跳ねる。

 

なんとかみんなで一緒に捕まえると、今度は、カエルの家づくり。

 

り:「水と葉っぱが好きなんやと思うで。」

も:「じゃあ、ここ(タライ)に入れたら?お水いっぱいあるで。」

さ;「入れてみよう」

 

カエルの顔が隠れてしまうと、

も:「ちょっとお水が多すぎるんじゃない?」

り:「沈んじゃいそうやで。」

ま:「じゃあさ、みんなで協力して、お水を減らしたらいいんじゃない?」

も:「おお!そうしよう!」

 

水の量はどうか、葉っぱがあると顔を出しやすいかもなどと話しながら家をつくるこどもたち。

 

はじめは別々のところにいた2匹のカエルに、こどもたちだったけど、いつしか1カ所に集まっていた。

 

み:「ねえねえ、これ(枝払いした笹)全部集めたらさ、七夕になるんじゃない?」

  「カエルの家に、七夕してあげたいな。」

 

少し早い七夕も迎えたカエルたち。

 

終わりの会で読んだ絵本にも少しカエルが登場して、一日カエルと過ごした日だったな。

 

生き物との関わりは、力加減や持ち方などで傷つけてしまったり、命を奪ってしまったりすることもあるから、ドキドキしてしまう。からだの大きさは違えど、“生きている”ということを大切に、一緒に過ごしていけたらいいな。

お腹のこが、無事に孵化しますように★

 

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いそ

たき火カフェ開催しました【7月は毎週水曜日開催】

昔から、芸事を習い始めるのに、6歳の6月6日がよいといういわれがあるそうですが、
今年の6月6日は、今年度初めての、たき火カフェをしてみました。

お兄ちゃんがまんまるっ子だった、2歳の弟君がお友達といとこを誘ってきてくれたり、
以前から氣になっていて、一度来てみたかった~という親子さんも。

そして、まんまるに今の上河合BASEの場所をご紹介いただいた方も、
「ただ、あじめちゃんとまんまるっ子に会いに行きたい!」とご参加いただきました。

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まんまるの通常の預かり保育の隣での開催というスタイルは初めてだったので、
どうなるかなと思ったけれど、まんまるっ子のいつもの様子も見てもらえました。

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小さい子たちがフィールドを横切っても、マイペースで遊ぶまんまるっ子たち。
同じ竹の滑り台で遊ぶ場面もあったけれど、登りやすいルートを教えてあげたり、
するすると登れる姿をちょっと自慢氣(!)に披露していたり、対応もそれぞれ。

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久しぶりにまんまるっ子の様子を見たお母さんは、
「そうそう、これこれ。
 この一見何もないようなところで、遊びこめるのが、まんまるだよね~」と。

「こんなところ(急斜面)、親ではドキドキして連れてこれないけど、
 けっこういけちゃうもんなんですねー」との驚きの声も。

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まんまるっ子たちが作っておいてくれたみそ汁、
卒園児の保護者がブレンドしてくれた野草茶に舌鼓を打ちながら、
子育てする上での氣になっていること、体験談などをわかちあう時間も至福でした。

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ご参加ありがとうございました。
次回は、6月20日(木)です。
7月は毎週水曜日(3日、10日、17日、24日、31日)に開催です★
ご予約、お待ちしています。

たき火カフェ 7月

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【まんまる たき火カフェ】
●日時 6月20日(木)     7月 3日、10日、17日、24日、31日(いずれも水曜日)
     10時30分~12時30分

●参加対象
 ・0歳からの幼児とその保護者
 ・まんまるに興味のある大人
   (中学生以上から1人参加OK)

●参加費
 1500円/大人1人

●持ち物
 ・おにぎりやお弁当(お味噌汁をふるまいます)
 ・水筒
 ・お味噌汁用お椀、マイカップ
 ・レジャーシートかアウトドアチェア
 その他、必要と思われるもの(子どもの着替えなど)

●服装
  長袖、長ズボン、帽子、歩きなれた運動靴
   ※ケガ、虫刺され防止のため、大人も子どももご協力ください

●ご予約、お問い合わせ

awaji.manmaru@gmail.com
まんまるインスタ DM
まんまるfacebook DM

上記のどれかに、以下を送信してください。
事務局からの返信をもって、ご予約確定とさせていただきます

①参加希望日 ②代表者氏名
③参加するお子様の年齢 
④市町村までの住所
⑤当日つながる携帯電話番号
⑥あじめに聞いてみたいこと、知っておいてほしいこと(アレルギーなど)

きっと、その時に必要な人数がお集まりいただけると信じていますので、おひとりから催行します★
フィールドは私有地ですので、ご予約いただいた方に、詳細な場所をお伝えします。

ブルーベリーヒル淡路&AKGfarm

ブルーベリーヒル淡路のブルーベリー狩りに招待していただきました!
いろんな種類を食べ比べして、この木が美味しい!ここいっぱいなってる!ぷにぷにしてるのが美味しい!これが一番大きい!と楽しみながらお腹いっぱい食べました!
ああ幸せ。

ブルーベリー狩りのあとはみんなで歩いてAKGfarmにお邪魔させていただきました!
いつもと違う遊具で遊んだり、畑に植わってる物の話をしたり、道路を歩いてる人に挨拶したり、おままごとに使う植物もいつもと違う材料を見つけたり、新鮮な一日でした(^^)

隣の山の向こうからシュッと突き出た白くて黒くなったり長くなったり短くなったりする物を発見!!
不思議で不思議であれはなんやと考えているとみっくんが「山のうしろにカラスとあひるがいるんちゃう?」やって♡
でかめやね(^^)
実は風力発電の羽が見えたり隠れたりしてました♪

ブルーベリーヒル淡路さん、AKGfarmさん、素敵な一日をありがとーーー♡

こころ

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240612  森のペン

「あ、ここにもあったで~!」

ま~くんの手に握られた20センチくらいの枝が、また一本増える。

「めっちゃ書けるな、これ」

白く粉が吹いたようになっている、竹にキズをつけて、
模様を描く、ま~くん。


「このペンも、いいねんで。はい、あげる。」

細い笹の子を折ってくれたのは、さっちゃん。
このペンは、折口の水分で、線が書けることを発見したのだ。


「わ~、これ、こっちは緑で、こっちは黄色だ!!」

さっちゃんが教えてくれたペンを、竹にガシガシこすりつけて
模様を描いていた、た~くんが歓声をあげる。
笹のペンの水分で、竹の粉が取れて、竹の色が途中で変わっているのがはっきり見えた。


「こっちは、ここに水が入ってた~!!
 これで書けるわ、すっご!」

今度は別の細い枯れた竹をさっちゃんが拾ったら、節と節の間に、水が溜まっていた。
緑のペンじゃないのに、水が入っていたから、これでも書ける!

森からもらったものだから、途中で落っことしてしまっても、
森に還っていくのもいくのもいい。


材料も、技法(?)も様々な、森のペン。
森の恵みで、すぐに遊びを思いつくのが、まんまるっ子の創造力。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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