2023年06月

★生穂base★ 2023.6.30(金) 鬼ごっこ

 きー:「きーちゃん、鬼ごっこイヤや。」

は;「え、なんでなん?」

きー:「鬼が嫌や」

は:「鬼になるのがいやなん?」

きー:「・・・うん。」

 

は:「じゃあ、かわり鬼にする?きーちゃん、鬼にならなくていいで。」

きー:「うん。」

は:「え、かわり鬼やったらいい?!タッチされたら鬼になるねん。鬼がかわっていくから。」

きー;「う・・・ううん。嫌や。」

は:「えー、じゃあ何鬼(鬼ごっこ)やったらいいん?」

きー:「鬼ごっこいやや。」

 

グルグルとやりとりが回る中で、少しだけ整理したほうがいいかなと思った時、

 

きー:「きーちゃんは、“鬼”が嫌やねん。鬼が出てくるのがいや。」

きーちゃんが、小さな声だったけどさっきよりもすこし、思いを深く話した。

 

は;「あー。鬼ごっこやけど、“鬼”は出てこないで?大丈夫やで?」

きー:「うん、それでも嫌やねん。」

は:「う~ん、鬼は出てこないねんけどな・・・。なんかないかな~。」

「あ!バナナは?バナナおに・・・。じゃなくて、バナナタッチ!」

「タッチされたら、バナナになるねん。どう?」

 

名前から“鬼”がなくなったらいいのかと工夫したはっくんの提案に頷いたきーちゃん。

“バナナタッチ”が始まるかと思いきや、タッチされたら、バナナにはならず、その場で手を差し出して助けを待つ、タッチごっこが始まった。

 

 

“鬼ごっこ”って、なんで“鬼ごっこ”っていうのかな~。

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230629  たくさんの愛の手

「う”わ”~ん」

大泣きのそっちゃんが、駆け寄ってくる。

状況を説明しようと、何か言っているけれど、涙で胸がつまって、
言葉にならない。


「どっか、痛い?」と聞くと、かろうじて頷いて、おなかを指さす。

「そうか~、おなかが痛いのか。」と、氣持ちが落ち着くように背中に手を当てながら、
おなかにも、手をあてる。


すると、後から走ってきたいっちゃんが、
「あ~くんがな、(浮き球の)ブランコを当てたんで!」と説明する。

「ブランコが、あたったの?」と聞くと、力強く頷く、そっちゃん。

「そっちゃんは、何もしていないのに、あ~くんがブランコをぶつけたんで!」



「そりゃ~、痛いな~。」とまたおなかをなでていると、



泣き声を聞きつけてやってきたさっちゃんが、

「ブランコの前に、あぶないよ~って言ったらよかったのにな。」

また、頷く、そっちゃん。

「今度は、さっちゃんが、”あぶないよ~、どいて~”って言ったるからな。
 さっちゃんが、いる時に、やるんやで。」


すると、さっきは怒った感じだったいっちゃんも、

「そうやな、あ~くんだって、わざとじゃないかもしれないしな。
 ブランコの前に、”どいて~”って言ったら、大丈夫やな。」



少しそっちゃんが落ち着いたので、
「ブランコが当たって、何か怪我してないか、見せてな。」
と、ペロッと上着をめくってみる。

「あ~、よかった、怪我もしてないし、おへそもちゃんとあるわ。」


と、言うと、ぎゅんっと上着を戻して、
そっちゃんがニコリと笑って走っていった。



たくさん泣いて、みんなが心配してくれて、あ~くんのことも考えてみる。
あたたかい氣持ちの循環が、うれしかったなぁ。

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★生穂base★ 2023.6.29(木) 相手のことも自分のことも

 疲れてお昼寝タイムに入ったるーくんの姿を離れた所で見ていたきーちゃん。

 

るーくんの傍にいたいそちゃんに、「るーくん、寝ちゃったの?」と口を大きく開けつつも、静かなしずかな声で尋ねる。

 

「寝ちゃったね。」と頷きながら同じように応じると、

作っていたケーキを運び、「見て!ケーキな、出来たで。焼かずに作るからすぐに食べれるいちごケーキ!」と声は静かに、表情は大きく、話す。

 

い:「うわぁ、いちご大盛りだ!焼かずに作ったんだね~」

きー:「うん、焼いてないねんけど、ちょっとかたいねんで。」

「き~ちゃんのは、プニュプニュやったから。」

 

寝ているるーくんに氣を遣ったのか、ずーっと声を潜めて話すきーちゃん。

 

き~:「き~ちゃんのもできたけん。」「き~ちゃんは、柔らかいねんで。」

一緒にケーキを作っていたき~ちゃんもやって来て、はっきりとした声でケーキを紹介する。

 

きー:「あ、まだ完成じゃなかった!ちょっと待っててね。」

き~:「き~ちゃんも、まだ作るけん。」

 

ひそひそと話すきーちゃんに、初めは不思議そうにしていたき~ちゃんも、きょろきょろと周りを見て、寝ているるーくんの姿を見つけると、一緒になって声を潜めていく。

 

 

きー:「ロウソク(よもぎ)忘れてた。4つあるからね!はい、火、つけて!!」

   「あ、ろうそく3つしかなかった!もう1個とってくる!!」

   「電氣も消して・・・」

 

き~:「はっぴばーすでぃ、とぅ~ゆ~」

きー:「あ、ちょっと待って。一緒に歌おう!」

きー&き~&い:「はっぴばーすでぃ、とぅ~ゆ~」

 

きー&き~「次は、よもぎパンとよもぎパンケーキつくろう!!」

 

寝ているるーくんとの物理的な距離感はどちらも変わらないけれど、

さっきまではナイショ話をしているような声だったけど、誕生日のお祝いとなるとしっかり声を出し、はりきって歌をうたうきーちゃんとき~ちゃん。

 

相手への心くばりも嬉しいし、自分たちの楽しいことを遠慮せずに楽しむ姿も嬉しい。

 

今日からいちじくとトマト、オクラの苗もフィールドに仲間入り。苗をわけてくれて、ありがとう!

みんなと一緒に、のびのびとそだちますように★

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230628  どっちがやめるか

「ブランコに、乗せてくれない~」

泣きべそで駆け寄ってきたあ~くんと、ブランコへ向かう。


あ:「け~くんが、やっくんに、僕をブランコに乗せないようにしようって、
   言ってたのがイヤだった~。」

け:「だってさ、前にさ、アイスを買った時に、あげるのイヤだって言ったのに、
   ”なんでだよ~”って言って、抱きついてきたのがイヤだったんだよ。」


あ:「ブランコに乗りたいのに、なんで乗せてくれないんだよ!」

け:「だからさ、俺が買ったアイスなのに、なんでくれないだって、
   抱きついてきたのがイヤだったんだよ!!!」


お互いの今の氣持ちを言葉にし、イヤなポイントが同じではないことも、確認した。


け:「アイスの時、イヤだったから、やりかえしてやろうと思ったんだよ。」

け~くんの氣持ちが、もう少しクリアに言葉になってきた。


「そうか、け~くんがイヤな氣持ちになったから、
 あ~くんにもイヤな氣持ちを味わってほしかったんだね。」との言葉に、頷く。


「やりかえしたら、次はあ~くんがイヤな氣持ちになって、
 あ~くんもやりかえしたくなって、次はけ~くんがまたイヤな氣持ちになるかもね。
 そしたら、またけ~くんがやり返して、イヤな氣持ちがあ~くんに行って、
 終わらない氣がするな~。どうしたら、いいかな~。」


お互いに怒りが収まらないから、少しの間、にらみ合いが続く。


すると、け~くんがぽつりと、

け:「どっちかが、やめればいい・・・。そうすれば、終わる。」


「どっちかが、やめれば終わるか、そうだね。」と返すと、また黙った2人。


どちらも、自分からやめるなんて言わない。
もしかしたら、やめるって言うことは負けだと思っていたかもしれないし、
自分はやめても、相手がやめないかもと思っていたかも。


「一緒に、せーのでやめてみるって手もあるんじゃない?」

と、提案してみたら、

け:「それなら、いい。」
あ:「僕も。」

と言うので、
「じゃあ、やめてほしいこと、ぜ~んぶ言ってみたらどう?」と聞くと、


お互い、ちょうど2つずつ、相手にやめてほしいことが出てきた。

5つ数えたら、2人も、今いったこと2つずつを、一緒にやめるということになり・・・


「1、2、3、4、5」


2人は、スッキリした顔で、一緒にカナヘビ探しにでかけていった。



世界中の争い、5つ数えて、両方同時にやめてみませんか??

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230627  変わる氣持ち

髪を結うゴムを握りしめ、だだだっと走るは~ちゃんと、
それを必死に追う、めっちゃん。


遊びの追いかけっこではない感じだったので、2人を呼び止めて、話を聞いてみる。


「あじめは、どうして2人が怖い顔しているかは、全然わかっていないから、
 2人の今の氣持ちを教えてくれる?」

と、問いかけてみる。


しばらく無言で向き合っていた2人。

めっちゃんが先に口を開く・・・

め:「朝から(ヘアゴム)を貸してくれていたから、貸してくれると思ったのに、
   貸してくれないって言ったの。」


は:「ずっと貸すなんて、言ってないよ!!」

と、すかさずは~ちゃんからツッコミがはいったので、
「今は、めっちゃんの氣持ちを全部聞こう。」と、めっちゃんに続きをうながす。

め:「貸してほしいのに、貸してくれないって言うんだよ・・・。」


次は、は~ちゃんの言葉を待つと、

は:「朝は貸してあげたけど、今は、返して欲しいの。」

は~ちゃんの腕には、2本のヘアゴムがあったので、朝は1本貸してあげたのだ。


あ:「そうかぁ、めっちゃんは、ゴムを朝も今も貸してほしくて、
   は~ちゃんは、朝は貸してあげたけど、今は返してほしい氣持ちになったんだね。」


2人の氣持ちを並べた後で、
「2人の氣持ちは、反対なんだね。どうしようか。」と言ってみる。


またしばらく沈黙があったのち、

め:「明日貸してくれる?」 と、小さな小さな声が出た。

少し考えたは~ちゃんは、

は:「明日、持ってきてるかは、わからんけど、明日ならいいよ。」


め:「じゃ、それでいい。」
は:「じゃ、(話す時間は)終わりね。」

2人とも、スッキリした顔をして、遊びに戻っていった。


しばらくすると、めっちゃんの髪の毛には、
朝には貸していなかった方のは~ちゃんのヘアゴムがついていた・・・。


氣持ちは変わっていく。
だから、いつも、今の氣持ちが、今の本当の氣持ち。

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↑ 今日は、まんまるファミリーのご近所さんからいただいたスモモがみんなのデザートに。
 ごちそうさまでした★







開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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