2023年05月

230530  それぞれの最高

「おぉ~、あれ、いいかも~。」

やっくんの進む先には、やっくんの背丈の2/3くらいのタケノコ。

ついこの間まで採っていたタケノコとは違い、直径5センチくらいなので、握りやすい。


「これ、けっこう痛いわ、すげ~。」

自分の太ももを、タケノコで叩いて、確かめる、やっくん。


「俺のは、これだ~。」と、けーくんが振りかざして生えている竹に当てたら、
ボキっと折れちゃった、タケノコ・・・。

すると、「3刀流にも、なるんだぞ! わはははは~。」と、折れたタケノコたちを、
すぐさま拾い上げる。


「下に行ったら、もっといいのがあるかもしれない!」のやっくんの声で、
一段下にも、タケノコを探しに行く。


「ながぶっと(長くて、太いタケノコ)が、いいんだよな~。」
と、あたりを見回す、やっくん。


「俺は、これがいい!
 ほそなーが(細くて、長いタケノコ)だ~。」

けーくんが氣にいったのは、よくしなる、細くて長いタケノコ。

「釣り竿にもなるな~。」

よくしなるから、思い通りには動かないけど、ぶつかっても折れない。


「わ~、僕の背くらいあるじゃんか~!! 僕のは、これだ~!」

やっくんが見つけたタケノコは、背比べをしたら、やっくんと同じくらい。


同じタケノコでも、同じ用途に使おうと思っていても、
それぞれの”これいいな!”の基準は、笑っちゃうくらい全然違う。

お互い、自分の基準に、相手の同意も求めていないのが、清々しい。

個性豊かなまんまるっ子たちを、個性豊かなタケノコたちが待っている。

DSCN2150

DSCN2152

DSCN2154

DSCN2158




230525  ブランコ利用料

「ブランコに乗るのに、たくさんお金がいるって言われて、
 それが、イヤだったんだよ。」

目に涙をたくさんためて、は~ちゃんが、話にきた。


ブランコを見ると、ブランコの紐をにぎりしめているま~くんがいる。


「は~ちゃんは、ブランコに乗りたかったんだね。
 でも、お金がたくさんいるって言われたのか。
 葉っぱのお金じゃなくて?」

ゆっくり頷く、は~ちゃん。

「そうか~、まんまるには、お金はもってこない約束だし、
 払うことはできないね。
 でも、ブランコには、乗りたいもんね。
 もう一度、ま~くんにお話ししに行く?」

また、深く頷く、は~ちゃんと手をつないで、ま~くんの元へ。


ま:「さっちゃんと、たっくんは、お金なしでも乗れるんだよ。
   でも、は~ちゃんと、あじめは、お金がないとダメ。」

あ:「どうして、さっちゃんとたっくんはお金がいらないのに、
   は~ちゃんとあじめは必要なの?
   まんまるには、お金は持ってきてないから、ブランコに乗りたいのに乗れないよ。」


ちなみに、このときさっちゃんとたっくんは、ブランコでは遊んでいなかった。

少し考えたま~くんは、


ま:「こんだけ(と、両手を広げる=10)じゃなくて、これくらい(と、手で4をつくる)
   でもいいよ。」

すると、「なんで私だけ、お金なきゃダメなの?
     それがイヤなんだよ。」

と、は~ちゃんの今の氣持ちが、言葉になった。


「ま~くんは、どうしてお金がなくても乗れるの?」と、さらに聞いてみる。


また少し考えたま~くんは、

「じゃ、これくらい(6を手でつくる)でいいよ。」


そして、

「一緒に葉っぱ採りに行こ!」と、は~ちゃんに向かって笑いかけた。


一緒に遊びたくないわけではなく、イロイロ条件をつけたくなっちゃっただけなのか?


は~ちゃんも、
「うん! いこ!」と。

解せないあじめを1人残し、2人は手をつないで、クローバーの葉っぱを取りに行った。


その後も、葉っぱをたくさん採ることが楽しくなって、
1人が葉っぱを採っている間、もう一人がブランコに乗るという、
なんともスムーズな交代制度が考案され、2人もとっても楽しそうだった。


なんで解決したのか、むしろ解決したのか、よくわからなかったけれど、
自分の氣持ちが言えたこと、
根底には、お互いが一緒に遊びたい氣持ちがあるのだと確信できたことがうれしかったな。

DSCN2142

DSCN2137

DSCN2131




★生穂base★ 2023.5.25(木) いのち

 

は:「うわ、アリや!」

お弁当の時に広げたシートへ、どこからともなくやってきたアリ。

 

きー:「お弁当の所に行ってる!ご飯食べられちゃう。」

 

は:「ほんまや!叩いてやるー」

お弁当を守らねばという正義感もあり、アリの歩みを止めようとアリの周りを叩いて進行を妨げる。

 

る:「あ!!」

はっくんのグーが、アリに当たってしまった。

 

る:「痛いよ~。かわいそうだね。」

 

は:「でも、アリって、踏んじゃっても生きてるから大丈夫やで。」

 「ほら、見てみ。」

 

そう言いながら、手をアリの上からよけてみるも、アリは動かない。

 

 

る&き~:「…。」

 

は;「いっぱいおるから!!」

きー:「大丈夫やんね・・・。」

少し心配そうにしながらも、はっくんにピタリとくっつくきーちゃん。

 

る&き~:「…、痛いよね。」

 

 

フィールドでは、アリもダンゴムシも、カナヘビも、蝶も蜂も、ムカデも毛虫も、他にもいっぱいの命と一緒に過ごしている。

 

故意かどうかよりも、色んな“命”と一緒に過ごしていること。

たくさんいるアリだけど、みんな違うアリっていうこと、やりたいことがあったのに死んじゃったからもう何もできないこと、色んなことを話した。

 

「命は大切に」って言うのは簡単だけど、言葉だけでは終われないことだからこそ、しっかり向き合っていこうね。


P1060719 b

P1060710 b
P1060710 b

P1060709 b

 
P1060734 b

P1060729 b

P1060702 b

P1060725 b

P1060736 b

230524  わるもの

「竹がね、当たって、痛かった~。」

保育者のここちゃんのところに、なきべそでやってきた、もっくん。

ここちゃんが対応しているところへ、その様子を見ていた子達が、


「もっくんに、竹を当てたんやって!」
「なんてやつだ!」
「悪いやつだ!」

と、口々にま~くんを責めだした。


「当たっちゃったんだよ。ごめんって言ったよ。」と、説明するま~くん。

「ごめんって言ったよね?」ともっくんにも確認したら、頷く。

「もっくんも、当たって痛かったって、言いに来ただけだよ。
 ま~くんが悪いとかは、全然言ってなかったよ。」と、ここちゃんも、状況を説明する。



また別のところでは、ブランコにしている浮き球が当たって、泣いちゃったさっちゃん。

その様子を見ていた子達が、ブランコのロープを握ったままでいるは~ちゃんに、詰め寄る。

「なんでそんなことするの?」
「ダメじゃない!」
「わるいんだ~。」

わざとじゃないから、は~ちゃんも、
さっちゃんが泣いちゃったことにびっくりしている感じ。
 

「ちょっと待って。
 は~ちゃんの乗ろうとしてたブランコが、当たっちゃったんだよね?
 当てようと思って、当てたわけじゃないんだよね?」

小さく小さく頷く、は~ちゃん。

「でも、さっちゃんは当たって痛かったんだよね。
 血が出たりしていないか、大丈夫か、見てあげよう。」と、は~ちゃんに伝えてみる。


「ぶつからないようには、どうしたら、よかったかな~。」と問いかけると、

「だって、見てなかったから、(ブランコが来るのが)わからなかったんだよ。」
と、さっちゃん。


「私が乗る時は、”行くよ~”って言うよ。」と、様子を見に来たひっちゃんが言う。

「乗る前に、近くにいないか、見たらいいのかな?」と話すと、
は~ちゃんもさっちゃんも頷いた。



どちらも、悪氣なく、当てちゃった人と当たっちゃった人がいただけ。
どちらも、お互いの不注意。

でも、周りのジャッチで、”わるもの”が、つくられる。


奇しくも、帰りの会の絵本は、仲間のワニたちが”わるもの”だと言っている存在について、
自分の心がたくさん揺れる、ワニの話だった。
こういうシンクロ、まんまるでは、よくあるな~。

DSCN2115

DSCN2125

DSCN2124

DSCN2107






230523  がんばれ

「あ、ほら、おばけはここにいるって、(ナビ?レーダー?地図?が)言ってるわ。」

板に書かれた場所を、竹のペンで指して、は~ちゃんが教えてくれる。


「ホントだ。じゃあ、こっちの道を行こう。」

「緑(の竹)と、木を持つんだよ。」

「これは、大丈夫?」

枯れた竹をつかまないように、お互いに確認し合いながら、
おばけから逃げているのか、追いかけているのかわからないけれど、
進む道を自分達で決めていく。


「わ~、こ、ここは・・・。」

絶句したま~くんの先には、結構な斜面。
登る時は、根っこや蔓につかまって、なんとかいけた場所。

でも、降りようとすると、まったく違った怖さが湧いてくる。
登った時と同じ道だと、わかっていなかったかもしれない。


「それっ」

恐る恐る降りていたけれど、最後はお尻でびゅ~ん。

はっちゃんも、もっくんも、なんとか勇氣を出して続く。

でも、たっくんの足が止まった。

た:「怖い~。」


ま:「僕みたいに、びゅ~んってしたら、いいよ。」

そう言われても、足の長さも、手の長さも違うから、なかなか次の一歩が出ない。

すると・・・

ま:「がんばれ ♪ がんばれ ♪」

は~ちゃんともっくんも、声を合わせて、
「がんばれ ♪ がんばれ ♪」

最後は、は~ちゃんが、

「私の手を、つかんだらいいよ!」と、差し伸べてくれた手をつかんで、
無事にたっくんも、降りられた。


「やったね!」

本人より先に、周りのみんながにっこにこで、大喜び。

みんなの応援が、文字通り背中を押して、うれしさがひろがっていきました。

DSCN2084

DSCN2070

DSCN2089

DSCN2087




開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
  • 240619  一本のロープ
  • 240619  一本のロープ
  • 240619  一本のロープ
  • 240619  一本のロープ
  • 240618  かえる
  • 240618  かえる
  • 240618  かえる
  • 240618  かえる
  • 240618  かえる
  • ライブドアブログ