2023年04月

★生穂base★ 2023.4.28(金) 溢れる“そうぞう”

 

昨日のツツジ花びらジュースから・・・、

 

「これな、汁と具(すりつぶした花びらのかたまり)を分けるねんよ。」

「で、(具を)ぎゅってしたら、クッキーにも石鹸にもなるねんで。」

「実はな、昨日から仕込みしててん。」

 

 

 

お弁当の鮭が・・・、

 

「ハートの形みたい!」

「きっと、お母さんが、大笑いしながら作ってくれたからやで♫」

 

 

 

今日は絵本が一冊(いつもは朝の会と終わりの会で1冊ずつ読んでいる)だから・・・、

 

「きーちゃんといそちゃんと、今度は順番交代で読んでみる?」

「そうしたら、きーちゃんもいそちゃんも、絵本(読むだけじゃなくて)見れるよ。」

「あ、でもやっぱり、絵本は(読むより)見たいな~。」

 

「あ、絵本、作ってみる?」

「紙かー、あ、はっぱをたっくさん集めて、重ねて、絵を描いて、穴けて、紐でぎゅって繋げて作れるんじゃない?」

「ぎゅって結ぶけど、優しくしないと破れちゃうからな、気を付けないとね。」

「小屋の屋根の上でも、炭で描けるけど、そんなに大きくなくていいもんなー。」

 

先にお話は考えたから、次は葉っぱ集め!!

葉っぱを集める前にピカピカタイムになったから、「続きはまた今度ね!」

 

 

 

溢れる創造と想像の力、豊かだな~。

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★生穂base★ 2023.4.27(木) みんなちがうって、おもしろい!!

フィールドにあるヨモギやツツジを拾ってすりつぶし、水を加え、また拾ってはすりつぶす。

 

 

「ピンクだよ~」と、今日がまんまる初めてのるーくん。

 

「いろんなピンクがあった~」と濃淡の異なるピンク色のツツジを見つけ、ボウルに入れて慎重に運ぶきーちゃん。

 

色が違うものもあるということに氣が付くと、

「見てみて!めっちゃいいの見つけた!!」と白にピンクのメッシュが入ったツツジや斑点模様のツツジを見つけるはっくん。

 

模様も違うと知ると、

やっぱり自分で取りに行きたくなって慎重に足を運ぶるーくん。

 

「緑とピンク混ぜてみよっ!」

「色んなピンク、やっぱり混ぜよっと!」

 

「うわ~、なんか香りも少し違うね!」

「スイカみたいな甘い香りやね。」

 

水と花びらとのバランス、すりつぶし方、器として使っていた竹コップやボウルに泥がついているかどうか。

それによって、色も、トロトロ具合も、香りも、同じものは一つとしてないおもしろさ。

 

そして、夢中で遊んでいたからこそ、知ることのできたツツジの模様の多様性。

何氣なくだと、氣が付かなかったな。

 

 

ウインクする時、左右どちらを閉じるかということだけでも表情がくるくる変わって、違いをみんなで大笑いしたお弁当タイム。

 

やっぱり、みんなちがうから、おもしろい。

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230427  道具を使いこなす

「ぎゃ~、いっぱい出てきた~!」

たっくんがナタで割った竹から、うじゃうじゃとアリが出てきた。
卵もいくつか出てきて、急いで逃げるアリもいれば、タマゴを運ぶアリも。

「もう半分、割ってみよう。」

既に逃げ終わった後だったようで、半分の半分に割った竹には、変化なし・・・。


「他のも、割ってみる!」と、たっくんは、切った竹が置いてある場所に走る。


なんだか楽しそうだとやってきた、お~くんとやっくんも、
最初の竹から逃げ出した、たくさんのアリを見て、大興奮。

さらに、3人の興味は、竹のどこにアリが潜んでいたかの探求へ。


「わ、ここに穴が開いてる!」

と、割った竹をじっくり見ていたお~くんが声を挙げる。


「竹の中に、巣があるってこと?見たいな~。」
「ここを、削ってみたら、いいんちゃうか?」

ナイフの先で、穴をほじってみる。
すると、どうやら節に近づくにつれて、穴が広がっているみたい。

「この穴のところに、タマゴを寝かせていたのかな~。」

1センチにも満たない厚さの竹の中で、
アリが暮らしていたということが不思議でしょうがない。


「ちょっと節のところを削ってみよう!」とナイフを手に、節を削ってみると

「わ、ここにも、まだアリがいたよ!」


「そうだ! ここを切ってみたら、いいんじゃない?」

次は、ちょうど節のところをノコギリで切ってみることに。

「なかなか、切れないな~。」

いつもは、硬いからと節のところは避けて切っているけど、
アリの巣の全貌が見たいので、あえて節を切っているから、大変。

最後は、手で折ってみると、節の内側は、削り取られてスペースができていた。


「これ、アリが削ったのかな~。すごいね。」


刃物を使えたからこそ深まった好奇心。
小さなアリの、大きな力にも、感心しきりでした。

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230426  平行線

「いっくんが、やめてくれないんだよ~」

半べそで話す、もっくん。


2人の前には、ひっくり返った一輪車。

そのタイヤを、回す遊びをしていたもっくんが楽しそうだったから、
いっくんが一緒にやろうとしたら、もっくんからクレームがきたのだ。


「もう!やめて~」

もっくんが声を大きくしても、いっくんは、タイヤを回す手を止めない。


しばらく様子を見ていたけれど、日頃、「”やめて”って言われたら、やめよう」と
子ども達と話しをしているので、間にはいることにした。


あ:「いっくん、もっくんがやめてって言ってるの、聞こえてる?」

い:「え~、やりたいよ~」

も:「もう!やんないでよ~」

い:「やりたい~」

も:「触らないで!」


あ:「もっくんは、タイヤをいっくんに回してほしくないんだね?
   いっくんは、タイヤを回したいんだね? 」

と、確認すると、2人とも大きく頷く。


あ:「2人の氣持ちが違うんだね、どうしようか。」

と、問いかけても、

も:「やめて!さわらないで!」

い:「やりたい!やりたい!」


しばらく平行線のやりとりをしたら、

いっくんが、「じゃ、交代でやるのはどう?」と、妥協案を出した。

もっくんが、しぶしぶといった感じで、
「いいけど?」というが早いか、いっくんが、タイヤをぐるんぐるん回す。

も:「最初は、僕だよ~」
い:「僕が先だよ!」

も:「(いっくんの時間が)長すぎるよ~」

い:「じゃ、数えるよ。い~~~ち、に~~~~~い。」

も:「長すぎるよ!!」

さらにヒートアップして、もっくんが待ちきれなくて、一緒にタイヤを回し始めた。


・・・すると、

も:「みんなでやると、楽しいね~。」
い:「あじめちゃんも、やる?」

という展開に・・・


ほんのささいな、結果がどっちに転んでもいい事で、
たくさんたくさんぶつかって、自分も相手も大事にしながら、折り合いをつける。
日々、そんな練習がたくさんできる環境って、尊いなと思う。

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230425  心の波

「うおー!」

手を振り回しながら、やっくんに向かっていく、けーくん。

つかみ合い、よけ合い、にらみ合う。


最初は、缶けりでみんなが見つかった後に、じゃれていただけだった。
だけど、ふざけて乗っかり合ったくらいから、ヒートアップ。

それから、追いかけてみたり、取っ組み合ってみたり・・・


急に真剣な顔になって、掴み合う手が震えるくらい力を入れたり、
どちらからともなく笑っちゃったり、

「こっちで、勝負だ!」と、広い場所で、相撲のしこを踏んだり。


お互いが、ぐっと力が入ったり、ゆるんだりを繰り返す。


様子を見ていたあ~くんが加勢した時には、
「一対一にしよう。」と提案して、さがってもらったけど、
それ以外は、2人の間にできる感情の波を見守る。


体格も、力も同じくらいの2人だからこそだけれど、一進一退のもみ合いは続く。


しばらくすると、け~くんは、船の後ろに隠れてしまった。


保育者のいそちゃんが様子を見に行くと、
「ひとりがいい」

また、しばらくすると、やっくんが、
「2人で話したいから、いそちゃんは、あっちいってて」と。


様子を見に行ったあ~くんによると、
「やっくんは色々話していて、け~くんは、
何を話そうか考えている感じだった」そうだ。


2人のやりとりは、保育者には聞こえなかったけれど、
その後の2人の様子を見たら、年長児になると、保育者が介入しなくても、
自分達で氣持ちをわかちあい、互いに納得する落としどころを見つけられたことがわかる。

たくさん心を揺らして、一緒に育ち合おう。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
  • ★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立
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  • 230601  触覚と視覚
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