2022年11月

221130  指の、その先

「もう、ムベのところ、行っちゃうよ~」

「えっ、待って、待って~。」

あ~ちゃんが先を急ぐというので、
慌てて池の傍に降りられる狭い場所からよじ登ろうとする、よっくん。

一緒にいたいっくんも同時に登ろうとするから、体がぶつかり合って、
自分の思うように動けない。


「も~、狭いよ~!」
「僕も行きたいんだよ~!」

同じ根っこを手掛かりにしようとして、またひともんちゃく。


いつも仲良しな二人の間に、ちょっとイヤな空氣が漂っていた。


その時、突然、

「わ、きれい!」

よっくんが空を指さし、ごろんと背中を斜面につけた。


みんなで見上げると、紅葉した樹々の葉と空とお日様の光が、そこにあった。


一瞬でみんなが笑顔になって、
一瞬で空氣がほんわかした。


ほらね、やっぱり森は、たくさんのことを教えてくれるんだ。
そして、それに氣づくアンテナを磨いておくのも、とっても大事。

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221129  頼る、頼られる

「ぜんぜん切れない!」

竹を切りたいのに、ぐらぐら動いちゃってなかなか切れないもっくん。


「ちょっと力強くするんだよ。」

隣にいたよっくんが、アドバイスしながら、一緒に竹をもってくれる。


よ:「わ、手が切れそうだから、同じところを切ってよ!」

ノコギリが竹の上を滑るから、同じところを切れずに、
よっくんがもっている場所の近くにノコギリが・・・。


も:「できない!切れない!」

よ:「じゃ、やったろか?」

よ:「ほら、ここを切るって決めたら、(切る場所は)動かなければいいんだ。
   切るところから、少し遠くを自分で持つんだよ。
   ちょっと!ちゃんと持ってよ!」


切るのを交代してもらえることがわかったら、竹を持ちながらも、
他の子の遊びにも目がいっちゃう、もっくん。

よ:「ほら、この緑の粉が、竹の粉なんだよ。
   (竹が茶色いと)金の粉の時も、あるけどな。」

やっぱり年上の子は、力の入れ具合が分かっているので、すぐ切れ込みがはいる。

よ:「ほら、切れてきたよ。
   もう折れるかもしれないから、ここでやめておこう。
   もっくんは、ノコギリをグリーンボックス(道具箱)にしまってくれる?」

よっくんのノコギリさばきを見ていたもっくんは、
自分にも仕事がまわってきてうれしそう。

まだ折れるまでには切れていなかったので、何度かやり直す。
そして、竹は最後まで切ることにしたみたい。

しばらくすると、「切れた~!」の雄叫びが聞こえる。


も:「こっちも、両方いる!」

切れた短い竹と、残った少し長い竹、
よっくんが切ってくれた大事な竹だから、もっくんは両方を手に持ち、うれしそう。

やりきったよっくんも、もちろん頼ってもらえたことが誇らしい。


いつか、もっくんも、自分より小さい子に、
「やったろか?」って言う日がくるんだろうなぁ。

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★生穂base★ 2022.11.25(金) やさしいアイス屋さん


「バニラ味で、トッピング、チョコチップとかでお願いしまーす!」

朝一番のお客さんから予約注文を受けたアイス屋さん。
「はーい!わかりました。いってらっしゃーい!!」と、お渡し時間はなんと15時頃。

お客さまを見送ると、さっそく作り始める。

「あ、いいアイスの材料がここにありますよー」
(昨日作っていたプールの水たまりが、まだ薄っすらと残っていて、トロトロがすでに出来ていた!)

「よし、これを使って作ろう!!」
「えーっと、チョコのトッピングって言っていたよね。」
「(さっきのお客さんは)チョコが大好きだから、いっぱい入れてあげよう!」
「きっと大喜びだよね~」

受け取ったお客さんの喜ぶ姿を想像しながら、チョコのトッピング大盛りのアイスが出来上がる。
「溶けちゃいけないから、冷蔵庫に入れておこう!」

よしっと頷き、別のお客さんのアイスへ。


グルグルかき混ぜ、確認してはかき混ぜる。
静寂の中、想いを込めて作っていたその時、


“ブーーーッ”

・・・・・・・・・。


「えっ・・・?」
「・・・えっ。」

「えーっ?」
「えーっ!」

「あはははは」
「えへへへへっ」
笑いが止まらない。


「はぁ、面白いね。」
「アイス、冷たすぎるとお腹冷えちゃうね。」
「お腹が痛くても食べられるアイスも作ろっか」


クッキー生地とアイスとを交互に層にして、
「これで、お腹いたい人も食べられるね!」
「お腹痛くない人は冷たいアイスの所食べたらいいよね。」

やさしさのアイスがこうして出来上がる。


「あ!急にアイス食べるとお腹が冷たくなって“お腹いたーい”ってなるね」
「お汁とかご販を先に食べて、あったかくしてから、アイス食べてもらおう!」
「じゃあ、ハンバーグときのこのお汁と、お団子と、パンケーキも用意しとこう!」


お腹の調子を一番に気にかけてくれる森のアイス屋さん、おすすめですよ。


今日も豊かな時間をありがとう。

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★生穂base★ 2022.11.24(木) これから


今日初めてまんまるで過ごすき~ちゃん。
「き~ちゃんもママの所に行くのー!!」と足を踏み鳴らし、しゃくりを上げながら叫ぶ。

おろしたリュックもうんしょと背負いなおし、お母さんの所に行くため、フィールドをぐるぐる。

泣きながらも、途中でドングリを見つけては拾い、きれいな黄色い落ち葉を見つけては拾う。
両手いっぱいになると、「リュックのポケットに入れるの。」とぽそり。

今度はリュックに見つけた宝物を入れるため、荷物置き場へ逆戻り。

そうこうしているうちに、お味噌汁づくりが始まった。

お兄ちゃんたちがさつま芋やにんじんを切っている姿を見て、「き~ちゃんもやる」。
家から持ってきたネギをちぎり、包丁で切り、またまたちぎり、「き~ちゃんのご飯、(飯盒に)入れたっけ?」と思い出す。

大丈夫、入れてある。

ちぎり終わると今度は薪運び。
フィールドの上から下をいったりきたり。

落とさないように、慎重に。
運び終わったお知らせは、「入れたよーーー!!」と豪快に。

運んでいる途中で、なんだか素敵な穴(ひっくり返った風呂釜の排水口)を発見!
何が入って何が入らないか、ドングリや太さがバラバラな枝、落ち葉で試してみる。
傍にいたカタツムリも顔を出したり隠したり。

楽しくなって“にへっ!”

「き~ちゃんだけ遊んでるけど、ママは遊ばなくていいんかなー?」とまたまたぽそり。
楽しいことを大好きなママにもおすそ分けしたくなってきたね。

ご飯を食べた後、「寝るわ~」とブルーシートがまるでふかふかのお布団みたいに、しっかりよだれも垂らしながら(!)、ピカピカタイムまでぐっすり昼寝をしていたはっくんみたいに、みんなにとって居心地のいい場所や時間となったら嬉しいな。

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今日は、2回目のお味噌汁づくり!

大きなさつま芋をもってきてくれたので、さつま芋ごはんも作ることに!

あっちでは誰かが落ち葉を拾い、こっちでは誰かが火ばさみとフーフー竹を用意し、もう一方では誰かが木の枝集め。
なんだかチームワークが出てきたぞ。

おいしいお昼ご飯、ごちそうさまでした!!

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221123  ミックス

「わ、これはなんでこんなに透明なんだろ。」

雨水のたまったバケツをのぞき込んで、つぶやくほ~ちゃん。


さっきまで長靴でばしゃばしゃ楽しんでいた水たまりの水は、全然違う色だったから。


「これを混ぜたら、どーなるかなぁ。」

「もうちょい、入れてみようかな。」


少しずつ、水たまりの茶色っぽい水を、透明な水に加えていく。


「わ、こっちは、また別の色だよ!」

隣の水たまりは、茶色っぽいというより、黒っぽいことを発見した!


「ちょっと、混ぜてくる!」

と、枝を手に走り出したかと思うと、黒っぽい水を入れるのではなく、
文字通り枝でかき混ぜていたのに、笑っちゃった。


「土があるからかなぁ。」


空から降ってくる水を入れ物に集めると透明なのに、
その色が様々に変化するのが、不思議でたまらない。


元は同じなのに、何と混じるかで、びっくりするくらいに変化していく。


これって、イロイロなことに通じるなぁと思った、恵みの雨でした。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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