2022年06月

20220630 頭の中のジンベエザメ

今日は土の中からカブトムシがわんさか!!
大興奮の子どもたち!!!

タライに土を入れて、落ちている大きい木片を切って、あっという間にカブトムシハウスが完成!

だいすきなかっこいいカブトムシのために溢れる行動力を余すことなく使っているまんまるっこたち。
みんなもとってもキラキラしてた⭐︎



そんなまんまるっこの想像力におどろいた出来事を1つご紹介。
おっくんとやまももを探しに急斜面に行ったときのこと。

やまももを探してたと思ったら
「そこは溶岩だぞー!はやくこっちに登れーー!」
と叫ぶおっくん。

そこから
「あ!溶岩にいるジンベエザメをたすけなくちゃ!」
「こっちにいるイルカも助けたいからゆうかも一緒に来てくれ!」
とどんどんストーリーは進んでいく。

それもジンベエザメやイルカはそこにある木片や竹。

森の中にあるものがこんなにいろんなものに見えるんだなぁ。とおっくんの作り出す世界を一緒に楽しみながら
頭の中を見てみたいなぁと思ったゆうかでした☺︎

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220628  太陽のにおい

「なんのにおい~?」

さっちゃんの唐突な問いかけに、鼻をひくひくさせてみるけど、
特に異臭もいい香りもしない氣がする。


「タケノコのにおいかな~。」

タケノコを折っていたので、その先をさっちゃんの鼻先に持って行ってみる。

「ちが~う。」


「ヤマモモのにおいかなー?」

拾ったヤマモモを食べていたよっくんが、ヤマモモの入った袋を鼻先へ。

「ちが~う。」


さっちゃんは、何の香りを嗅いだのだろうと思っていたら、

「太陽のにおいかもしれない!」と、確信を持った声で言う。


あ:「そうかぁ、太陽が、ここにいるよ~って、教えてくれたのかもね。」と言うと、

さ:「さっちゃんには、聞こえなかったよ?」

あ:「聞こえないから、においで教えてくれたんじゃない?」


すると、なんともうれしそうに、肩をすくめて、ふふふと笑う。

まんまるっ子には、大自然から、たくさんのメッセージが届いている。

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220624  じっくり

「ダメ!」

「やだ!」

1枚の板の両側をそれぞれ持って、まーくんとはっちゃんが取り合いをしていた。


手が出るかもしれないと思ったので、少し近づこうとすると、
さっとゆっくんが2人の元へ歩み寄った。

「まーくんは、この木使いたいの?」
「はっちゃんも、この木を使いたいの?」

力強く頷く2人は、板から手を離そうとはしない。

「順番で使うのはどう?」
「それか、どっちかが使い終わったら、貸してあげるとかは?」


どちらも使えるように、いろんな案を出してみるけれど、不採用。

ゆ:「まーくんは、何に使いたいの?」

ま:「お店!」

ゆ:「はっちゃんは、何に使いたいの?」

は:「あっちで(おままごとに)使いたい!」


どちらかの肩を持つわけでもなく、じっくり氣持ちを聞いていく。


しばらく言い合っていたけれど、

「違うの、探す。」


そう言って、はっちゃんが手を離した。

すると、ゆっくんは、別の板があるところまで、はっちゃんと一緒に行って、
はっちゃんが新しい板を見つけるまでを見届け、その場を離れた。


一部始終を保育者なしでやってのけたゆっくんに、
保育者のゆうかちゃんが「お話するのを助けてくれて、ありがとね」と声をかけると、
そんな大したことじゃないとでも言うように、軽く頷いて、自分の遊びたい方へ走っていった。


たくさん話をする機会をつくってきたら、話をする場をつくれるようになっていた。
この頼もしい背中を、小さなまんまるっ子達が追いかけていく。

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220622  言葉にならない

ゆっくんが、独りでハンモックに座っていた。

その背中が寂しそうで、氣になったので、近づくと、
ゆっくんは、盛り上がった涙がこぼれないように、前を向いていた。


「何か、悲しいことがあった?」

と聞くと、わずかに頷く。

視線の先には、楽しそうに遊ぶ、いっくん、あーくん、やっくんがいた。


「みんなが思っている事と、ゆっくんが思っていることが違った?」
と、聞くと、またかすかに頷く。


「話をしたいことがあるなら、一緒に行こうか?」
と、聞くとまた無言で頷き、立ち上がる。


ゆっくんが来たのを察してか、
「おもしろい話、向こうでしようぜ。」
と、その場を離れかけた3人に、

「ゆっくんが、ちょっと話をしたいんだって、聞いてくれる?」と言うと、


しばらく考えて、
「わかった、話をするなら、降りるよ。
 ゆっくんが下にいるんだし、俺らだけ木の上じゃ、ダメだろ。」
と、いっくんが木から降りてくる。


ゆっくんの前に3人とも座ったけれど、ゆっくんから言葉は出ない。

途中、バッタが横切ったり、アリを見つけたり・・・
その度にゆっくんは手を動かしたり、目線を動かしたりするけれど、言葉はない。


やっくんがヤマモモを拾ってきて、他の2人に渡すと、
「ゆっくんの分がないなら、俺は食べないで持っておくわ。」と、いっくん。

その言葉にハッとしたやっくんは、自分の分を、ゆっくんに握らせる。


「な~、何も話がないなら、俺ら、もう、遊びたいんだけど。」
「座ってるのも、疲れてきちゃったよ。」


しばらくとどまっていた3人は、立ち上がって向こうに歩きだす。


ゆっくんは、あじめに背を向けて、ヤマモモを口に入れる。


どうにもこうにも言葉にならない、このもどかしさ。
たっぷりな時間があってよかった。
ヤマモモが豊作でよかった。


一緒に遊びたい氣持ちと、遊びたくない氣持ち。
どちらも、本物。
”今、ここ”の正直な氣持ち。

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220621  太陽のお手紙

「丸と、四角と、お星さまのクッキーがいいんじゃない?」

「もうちょっと、土を入れたら、トロトロになるかも。」

「形ができたら、(フライパンで)焼こう~。」

頭同士がくっつきそうになるくらい、文字通り膝をつき合わせて、
さっちゃんとは~ちゃんが、クッキーづくりを楽しんでいた。


すると、
「あ!」

は~ちゃんが、ハッとして顔をあげる。

「なんか、落ちてきた!」


おままごと用のお鍋や器、スプーンがあるところは木が茂っているので、
葉っぱにたまった雨の滴が、まとまって落ちてきたのかもしれない。


「あ”!」

さっちゃんも、顔をあげる。

「なんか、落ちてきた!」


さっちゃんの頭にも、滴が落ちてきたみたい。


「なんか、落ちてきたね~。」


「太陽の、お手紙かもしれないね~。」

2人で、顔を見合わせて、ふふふと笑う。


雨で太陽が見えない夏至だったけど、太陽からのメッセージは、
まんまるっ子に届いていたみたい。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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