「わ、ビワ!落ちてる!」
はーちゃんの歓声に、駆け寄ってきたみんなが上を見上げたら、
「あ!けっこうなってる!」
サクランボが一瞬で過ぎ、夏みかんとレモンの花の香りに酔いしれていたら、
いつの間にか、ビワの実が大きくなっていた。
いっちゃんは、苦労して取ったビワを、自分で食べるのかと思ったら、
欲しそうにじ~っと見つめていた(!)やっくんに、すっと差し出す。
たくさんあるって、本当にありがたい。
そして、手を伸ばして、枝をしならせて取れるのは最初の2つくらいだった。
「また、あれやな!」
「また、あれ(を使う時)がきたな!」
きーくんとゆっくんが顔を見合わせてニヤリと笑い、走っていく。
戻ってきた2人の手には、長い竹。
そう、去年も見たな、この風景。
新しいフィールドで活動して、1年が巡ったんだなぁと、改めて思う瞬間。
まんまるっ子の記憶の中に、着実に自然のめぐりが染み込んでいる。
今年も、おいしい恵みをありがとう。




はーちゃんの歓声に、駆け寄ってきたみんなが上を見上げたら、
「あ!けっこうなってる!」
サクランボが一瞬で過ぎ、夏みかんとレモンの花の香りに酔いしれていたら、
いつの間にか、ビワの実が大きくなっていた。
いっちゃんは、苦労して取ったビワを、自分で食べるのかと思ったら、
欲しそうにじ~っと見つめていた(!)やっくんに、すっと差し出す。
たくさんあるって、本当にありがたい。
そして、手を伸ばして、枝をしならせて取れるのは最初の2つくらいだった。
「また、あれやな!」
「また、あれ(を使う時)がきたな!」
きーくんとゆっくんが顔を見合わせてニヤリと笑い、走っていく。
戻ってきた2人の手には、長い竹。
そう、去年も見たな、この風景。
新しいフィールドで活動して、1年が巡ったんだなぁと、改めて思う瞬間。
まんまるっ子の記憶の中に、着実に自然のめぐりが染み込んでいる。
今年も、おいしい恵みをありがとう。



