「これをな、5000回(!)するねん。」
横たわった木や竹の切り株の上を踏み、自分たちの決めた道を、
地面を踏まずにぐるっと一周する。
なんと、これを5000回繰り返すと宣言する、ゆっくん。
必死についていく、かっちゃん。
「今、49回!次が50回や。」
竹をしっかりつかみ、バランスを取りながら、でも素早く!
「どちらか(何回か)わからなくなったら、小さい方(の数字)にすんねん。
だって、多く言っちゃったら、なんかダメでしょ。」
「わ、あぶな!慣れてきたら、油断したわ!」
単純なルートの繰り返しのようでいて、いろんなドラマがある。
「なぁ、水休憩する?」
ちょいと疲れてきたゆっくんが誘っても、かっちゃんは、まだ続けると言う。
たぶん、ゆっくんより、ちょっと回数が少ないから。
またしばらくぐるぐる回ったら、
「え~、じゃぁ、ゆっくんが70回になったら、2人で一緒に休憩せーへん?」
自分が休憩しているうちに、相手が回数を重ねるのは、イヤだ。
でも、かっちゃんだって、少し疲れてきたみたい。
あーだこーだとやりとりを重ね、結局2人同時に水を飲みに行くことに。
それでも、息を弾ませて、あっという間に帰ってきた2人・・・
「水を飲みに行くのも走っていったから、全然休憩にならへんかった・・・」
休憩したい氣持ちと、早くぐるぐる回るのを再開したい氣持ちがぶつかったんだね、きっと。
またひょいっと枝に飛び乗り、遊びは続くのでした。
それにしても、腕も足も背も伸びて、2人の体は、
なんとも軽やかに、しなやかに、森を飛び跳ねていました。
横たわった木や竹の切り株の上を踏み、自分たちの決めた道を、
地面を踏まずにぐるっと一周する。
なんと、これを5000回繰り返すと宣言する、ゆっくん。
必死についていく、かっちゃん。
「今、49回!次が50回や。」
竹をしっかりつかみ、バランスを取りながら、でも素早く!
「どちらか(何回か)わからなくなったら、小さい方(の数字)にすんねん。
だって、多く言っちゃったら、なんかダメでしょ。」
「わ、あぶな!慣れてきたら、油断したわ!」
単純なルートの繰り返しのようでいて、いろんなドラマがある。
「なぁ、水休憩する?」
ちょいと疲れてきたゆっくんが誘っても、かっちゃんは、まだ続けると言う。
たぶん、ゆっくんより、ちょっと回数が少ないから。
またしばらくぐるぐる回ったら、
「え~、じゃぁ、ゆっくんが70回になったら、2人で一緒に休憩せーへん?」
自分が休憩しているうちに、相手が回数を重ねるのは、イヤだ。
でも、かっちゃんだって、少し疲れてきたみたい。
あーだこーだとやりとりを重ね、結局2人同時に水を飲みに行くことに。
それでも、息を弾ませて、あっという間に帰ってきた2人・・・
「水を飲みに行くのも走っていったから、全然休憩にならへんかった・・・」
休憩したい氣持ちと、早くぐるぐる回るのを再開したい氣持ちがぶつかったんだね、きっと。
またひょいっと枝に飛び乗り、遊びは続くのでした。
それにしても、腕も足も背も伸びて、2人の体は、
なんとも軽やかに、しなやかに、森を飛び跳ねていました。