2022年03月

220329  森の食事

「は~、なんかお腹減っちゃったな~」

いつもは一番最後にお弁当を食べ始めることの多いはーちゃんが、
お弁当にはまだちょっと早い時間から、今日はめずらしくお腹が減ってるらしい。

しばらくすると、何やらしゃがみこむ、丸い背中が見えた。


走って戻ってきたはーちゃんの口から、ピロっとはみ出たカタバミの茎。
手には、ブーケのようなカタバミとハコベ。

ハートの葉っぱの部分を食べていたけれど、最近は、誰が言い始めたのか、
カタバミは茎の方がおいしいと、茎だけ食べる子もいる・・・。


「ちょっと、オラも食事してくる!」

他の遊びをしていたきーくんも、ダッシュで行って、
ハコベをちぎっては口に入れながら、戻ってきた。

戻ってきたきーくんが、おいしそうに食べているから、
他の子も真似して、ハコベを取りに行く。


しばらくすると、焚き火の上にかざして、あぶって食べ始める姿も!
焦げないように、自分もやけどしないように、絶妙な高さでハコベをひらひら。


「おいしいの?」と、保育者のいそちゃんが聞いたら、

「ちょっと焼き過ぎた、焼き肉の味がすんねんで!」だって!


まんまる歴が浅い子達も、年上の子を真似して、食べられる草を覚えていく。
春は、食べられる草が増えて、うれしいなぁ。

DSCN6681

DSCN6683

DSCN6688

DSCN6690




220324  広がる世界

「ここはね、魚だらけなんだよ。
 もうすぐ焼けるからね、待ってて。」

落ち葉の魚に囲まれたあ~ちゃんが、石の上に、落ち葉を並べて焼いている。


「ここでは、溶岩を焼いてるよ。
こっちは玄関になっているからね、あじめちゃんは遊びに来たってことね。」

妊産婦整体 よもぎさんから、スタッフに寄贈してもらった溶岩を、
寒い時期はいつも保護者が温めてくれていたので、それが遊びにも反映されていた!


「ここはね、トイレだから。こうやって座ってね。」

あ~ちゃんが、実演しながら(!)トイレの場所も教えてくれた。


「この部屋は、”ピッ”とすると、お風呂になるんだよ!」

と、近未来なシステムまでついているらしい。

「そうそう、上から、お風呂が降ってきて、お風呂になるんだよ。」


「え、トイレしている最中に、急にお風呂になっちゃったら、困らない?」
と、聞いたら、

「”ピッ”としたらだから、大丈夫だよ。そして、トイレ掃除はしなくちゃいけないんだよ。」


斬新な省スペースのアイディアと、
竹の枝を使って、自らの手で丁寧にトイレ掃除するというギャップ・・・。


一見すると、ただの竹林(特にここは、まだ竹藪に近い場所・・・)だけれど、
2人は素敵な想像の世界を共有していた。


DSCN6671

DSCN6662

DSCN6672

DSCN6677





220323  安心する香り

「お母さんの、マフラーが欲しいよー。」

お母さんが恋しくなってしまって、涙があふれたよっくん。

昨日は寒かったこともあって、マフラーを借りてきてたけど、
今日は持ってこなかった。


「どうしたの?」
「寒いなら、タオルを巻いてみる?」

大きな泣き声に、心配して集まってきたみんなが、口々に聞く。

「お母さんの匂いがするんだよー!!タオルじゃないんだー!」


「どんな色だった?」
「青っぽくなかったっけ?」

との情報から、

「この青みたいな感じ?」と、自分のトレーナーの袖をかざす、やっくん。

「この水筒の色?」水色の水筒を指さす、ゆっくん。

「この靴みたいな色?」薄水色な自分の靴を前に出す、あっくん。


「ち~が~う~!」
提案されるものを見るたび、泣き声が少しずつ大きくなっていくような氣もする。
でも、みんなの持ち物には、いろんな青があって、それにもびっくり。


「あ、き~くんのジャンバーの色が、近いかも。」と思いつくと、
わずかに頷く、よっくん。

「でも、お母さんの匂いがしないから、ちがうの~!」

そう主張するよっくんに、
「じゃ、嗅いでくる!」と、焚き火のところにいたき~くんの、
匂いを嗅ぎに行く、ゆっくん。


「き~くんのジャンバー、唐揚げの匂いがしたで!!」

すると、みんなも面白がって、嗅ぎに行く・・・

「カレーの匂いもしたで!カレーと唐揚げなんて、最高やんか!!」


最終的には、よっくんの持ち物に、お母さんの匂いがするものがあるかも!ということになり、
リュックから取り出したタオルの匂いを嗅いでいたら、
タオルで顔が隠れて、隠れた目や鼻の場所をあてる遊びが、よっくんの涙を乾かした。

まんまるっ子の嗅覚は、こんな場面でも、磨かれているのかもしれない。
よっくんの思いに寄り添った、みんなの行動も、まぶしかったよ。

DSCN6658

DSCN6653

DSCN6654

DSCN6659




220322  食べ物

「僕も、やりたい」

はーちゃんとらっちゃんがやっていた、「いっせーのーで」で、好きな数の親指をあげ、
口にした数と、親指の数があっていたら勝ちの遊び。
3歳のまーくんが、このちょっとルールが複雑な遊びを一緒にやりたいと言う。

少し考えた2人は、
は:「じゃあ、まーくんができる、簡単なやつにしよう!」

ら:「じゃあ、動物を言っていくのはどう?」(しりとりも難しいと判断したのかも)

は:「食べ物を言っていくのがいいんじゃない?」

ら:「いいねぇ。まーくん、いい?食べものじゃないのを言ったら、ダメなんだよ?」

うなづく、まーくん。

は:「あ、でも、バッタは虫だけど、料理したら食べれるから、いいよ。
   芋虫も、料理したら食べられるから、食べ物だな。」

ら:「ハンモックとか、シャベル、とか、食べられないものを言ったらダメなんだよ。」

は:「草でも、カッポン(山菜のイタドリやスイバ)は、食べられるね。」

ら:「う~ん、(まーくんには)難しいかな~」

は:「わかった!まーくんは、3回、いや、10回間違えてもいいってことにしたら?」

ら:「そうしよ!私たちは、1回間違えたら、ダメってことね。」


は:「あー、でもー。やっぱりまーくんが好きな、お店屋さんごっこにする?」

ら:「あー、そうする?まーくん、お店屋さんごっこ、する?」


ニコニコと、話を聞いていたまーくんが、元氣よく頷いて、
結局、ピザ屋さんごっこがはじまった。


みんなが楽しめるルールを考えたり、身近な回答例を出してあげたり、
互いを思いやるって、たくさんたくさん考えることなんだなぁ。

それにしても、まんまるっ子の食べ物のくくりの、境目のなさがおもしろい。

DSCN6651

DSCN6644

DSCN6640

DSCN6636






220317  見えないものと遊ぶ

「ちょっと、ここから飛んでみろ!」

「シュッ、シュシュッ、とぉ!」

いろんなヒーローになったり、ウルトラマンになりながら、
森の奥の方へとずんずん行く、やっくんとあっくん。

見えないけど、追いかけて来たり、ビームを出す存在がいるらしく、
時折、ジャンプしたり、よけたり、こちらもビームを出したり・・・。


「なかなか強いな!それならこれはどうだ!」

氣にいった段差から、ジャンプをしては、またよじ登る。


「ちょっと疲れたから、回復する!」
と、地面にごろんと横になる、やっくん。

その横に、同じように、しばし横たわるあっくん。

背中には、落ち葉がくっついているけれど、
それもまた風のように走り、狭い竹の間をぬって進むうちに取れてしまう。


変身ベルトやキラキラ光ったりする剣がなくても、短い竹や枝を振りかざし、
時には、服と背中の間に挿して、真剣なヒーローごっこは大盛り上がりで続く。


最後は、ふと現実に戻り、さっきみんなで採った八朔の行方が氣になった。

「ミカンが全部食べられているかもしれない!」
「そりゃ、大変だ!○○(敵役の名前)も追いかけてくるかも!」
「急げ!」

横たわる竹をくぐったり、よじ登って飛び越え、
斜面に飛びつき、みんなのいる広場まで、
惚れ惚れする速さで突き進む2人なのでした。

DSCN6627


DSCN6619


DSCN6635

DSCN6614






開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
  • 220930  くりかえし くりかえし
  • 220930  くりかえし くりかえし
  • 220930  くりかえし くりかえし
  • 220930  くりかえし くりかえし
  • 220928  トカゲ少年
  • 220928  トカゲ少年
  • 220928  トカゲ少年
  • 220928  トカゲ少年
  • 220922  森のネイルやさん
  • ライブドアブログ