「あ、あったで~。」

「こっちは、お花みたい!」

「これ、大きいね~。」


みんなが次々に見つけて歓声を挙げるのは、バベ(ウバメガシ)の葉っぱ。

1枚1枚は小さいけれど、昨日からの強風のおかげで、今日は枝付きでたくさん落ちている。


「これは、パチパチ葉っぱかな~。」

バベの葉っぱは、焚き火に入れると、パチパチ音をたてて燃える。

それがうれしくて、どんどん拾って入れたくなる。


「茶色いのは、ただ燃えるだけだった。」

乾燥した葉っぱは、パチパチしないらしい。


「これは、同じ色だけど、先っちょがとがっている氣がするな~。」

「これ、トゲトゲしてるね。」

「これは、薄いから、違うかな~。」


お目当ての葉っぱがあると、葉っぱをよく見るから、たくさんの特徴に氣づく。


「わぁ、きれい!」

黄色い葉っぱの絨毯に、感嘆の声を挙げるあっちゃんに、

「でも、これはパチパチ葉っぱじゃないよ。」と水を差す子も・・・。


でも、「わ、天使の梯子だ!」

焚き火の煙が見せてくれた太陽光線には、ぱっと顔が輝く。

これも、風が強かったから、煙が森の方まで来てくれたおかげ。


いつもの森なのに、いつも新しい発見がある。
日々移ろう天氣と四季を、一緒に楽しめる仲間がいるって、本当に楽しい。

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