2021年12月

211214  あげる・あげない

「水、取ってくるわー!」

と、走っていったあっくんは、こぼさないように大事にそろりそろりと帰ってきた。


「ねぇねぇ、お水、ちょっとちょうだい。」

あっくんが大切に持って帰ってきた水を、隣で土でお料理をしていた子たちがねだる。


「ちょっとならいいよ。」

お玉で少しすくって分けてあげる。

「私にも、お水ちょうだい。」

「僕のがなくなっちゃうから、ちょっとだよ。」

そういいながらも、欲しいと言った子の入れ物に、順番に水を分けてあげる。


「もう少し、くれたらいいんだけどな~」

のリクエストが続くと、

「僕のが、もうなくなっちゃうから、やだよ。」


そしたら、
「もっと水を汲んできてくれたら、(おうちごっこに)いれてあげるのに。」


この条件付けの感じ・・・なんかやだなぁとザラっとしながら見守っていると、

「僕の使う分がなくなっちゃうから、やだ。」と、もう一度、キッパリ。


それでも、
「じゃあ、半分にするから、半分は使っていいよ。」と、もう1つ器を持ってきて、
自分の器から水を半分わけてくれる。


すると、「ありがとう!」と水をもらった子が、

「あじめにも、トロトロわけてあげる!」と、土しか入ってなかったあじめの器に、
もらった水を混ぜて作ったトロトロを、あっさり分けてくれる。



条件じゃなく、自分の氣持ちに正直に、でも仲間の氣持ちも大切に・・・。

ひとりが勇氣を出すと、その氣持ちが循環していくんだなぁ。

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211209  エアー呼吸

「ぷっはぁ。」

フィールドのはじっこから、走ってきて、大きく息を吐く。

ゆっくんは、鼻をつまんでいた。

目をむいて(!)、ゴールする子も。


何事かと思っていたら、
「向こうからね、息をしないで走ってこれたんだよ!」

「もう一回やろう!よーいどん!」


準備もそこそこに、あ~くんは、また走り出して行ってしまった。


残されたき~くんが、
「できる?やってみて!」と言うので、挑戦してみることにした。


途中で、他の遊びをしている子に話しかけられそうになるのもよけながら、なんとかゴール!


「歩いても、できるかな。」

そんな提案があったので、今度は歩いて(ほぼ競歩!)。


無事にゴールしたら、笑い合いながら、

「息をしないって、しんどいな。」

「笑ったら、ゴールできないな。」

「エアー呼吸って感じだね。」

ただ歩くだけ、ただ走るだけが、こんな楽しい遊びになるなんて!


いつも意識しない呼吸のおかげで、生きていること、
そして、おしゃべりも笑いもないなんて、耐えられない!とわかっちゃう、
シンプルだけどすごい遊び

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211208  冬の流しそうめん

「流しそうめん、やってみたいな~」

日々、竹に囲まれたフィールドで遊んでいたら、そりゃそう思うよね。

季節外れだけれど、月に一度の”お味噌汁の日”なら、
あたたかいお味噌汁にそうめんを入れて食べれる!というわけで、冬の流しそうめんをしました。


「こっからこっちには、行かないでくれよ~。」

まずは竹を切るところからはじまりはじまり。
竹が倒れる場所を予測して、野菜を切る机を移動したり、
交通整理の役の子が、自然とあらわれる。


長~い竹を割っていくのは、けっこう大変。
でも、やりたい子が集まってくれたので、

「早く代わって。」
「次は、俺な。」
「力が出なくなったら、すぐ代わってくれよ。」

それぞれに使いやすい枝も探してきて、ナタの刃の部分を叩いていく。


「仕事(!)は色々大変だけど、その分、おなかがすくから、いいな★」
と、流しそうめんの言い出しっぺのい~くんは、終始ニコニコ。


「おせんべい、いる人~?」

南部せんべいみたいな節の部分は、割れたそばから遊び道具に。



「生まれて初めてなんだ、楽しみ~」

と、目をキラキラさせながら準備する姿が、とってもかわいかったな~。


「試しに流してみたら、いいな。」

このフィールドを開拓するときに出た、竹の根っこを積み上げた山に竹の頭を乗せたら、
角度もバッチリ!


そうめんが茹で上がったら、みんなが切った野菜と、
まんまる特製味噌の味噌汁を片手に、竹の両側にスタンバイ!

「わー、流れてきたー。」
「わわわ、取れない!」

「取り過ぎだよ!!食べてからにして!」

お椀の中に入っていても、目の前を流れてくると、ついついとるのに夢中になっちゃう子も。


「まだ、5ミリしかおなかいっぱいじゃない!」

と、3回もそうめんをゆでて、おなかいっぱい食べました。


みんなの”やってみたい!”と、”生まれてはじめて!”のワクワクがつまった、
なんとも楽しいお昼ご飯でした。ごちそうさまでした。


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211207  森のクリスマス準備

「みんなが集中して取り組んでて、うれしかったな」

クリスマスの飾りを作りたい!という声が先週出たので、
今日は絵の具や折り紙、クレヨンを準備して朝からカキカキ、チョキチョキ。

まんまるではたぶん初めて、絵の具が登場したのは、
保育者のゆうかちゃんが、森のようちえん全国交流フォーラムで体験して楽しかったから。


「暗くなるちょっと前に、こんな空になるよね。」

青と紫とピンクが交じったようなグラデーションを眺めていると・・・


「今度は昼間っぽくなったよ!時間が逆になってるね。」

黄色が交じると、途端に昼間の空みたいな色になっていく。


「わ、ジャンバーと同じ色になったよ。」

「(筆を洗う用の)水の色が、変わったね。」

「(サンタさんにプレゼントがもらえるように)プレゼントボックスも描いておこう。」


「これも、クリスマスっぽくない?」

森に落ちていた葉っぱや小枝の飾りも加わって、だんだんと飾りが増えていく。


「立体になったら、楽しいよ。」

黄色いカクレミノの葉っぱを丸めて、立体的なベルを提案するあ~くん。


「この飛行機も飾っておくことにする!」

折り紙で作った紙飛行機にも、パンチで穴を開けて、紐でつるすあ~ちゃん。


「これ、角っぽいな。」

大きなモクレンの落ち葉は、角みたいな枝と赤鼻をつけて、トナカイに。


竹の輪切りで、輪飾りづくりも盛り上がったね。


大人と子どもの、”やってみたい!”が形になって、フィールドが華やかになりました★


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211202  たくさんの命と

「生きてるのは、取ったらいかんよ。」

「落ちているのにしたら、いいんよ。」


今日も、焚き火に入れるとパチパチと音を立てる、パチパチ葉っぱ集めが盛り上がる。

鬱蒼とした竹林を拓いたフィールドなので、竹に埋もれていた樹々の低いところから、
わき目が出るようになった。

それがちょうど3歳児にも、手が届く。

それを制す、年長児。


「寒かったのに、(整備して)太陽が来てくれるようになったら、あったかいな。」


落ちている葉っぱを探しながら、この秋に保護者とスタッフで整備した成果を、
こんな風に表現してくれる。


「葉っぱは太陽で成長して、根っこは水で成長するんやで。」


自らも太陽を浴びながら、目には見えない土の中のことまで、教えてくれる。


たくさんの命と共に生きていること、生かされていることが、
遊びながら、じんわりまんまるっ子にしみわたる。


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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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