2021年09月

210914  伝え方、言い方

「一緒に、遊んでくれない・・・」

今にも泣き出しそうな、小さな声を、届けたい子達に伝えてみる。


「一緒に遊びたいけど、遊んでくれないから、悲しい氣持ちになっているみたい。
どうしたら、いいかなー。」


「知らな~い。」

人数が多い方は、余裕(?)の表情、むしろ、顔を見合わせて少し笑ってもいる。

「(仲間に入れる、入れないの前に、)何も、(遊びを)してないし・・・」


そうきたかー、と思わず関心してしまう、自分たちは悪くないという立ち位置の回答。

「私は、(仲間に)何人しかはいっちゃダメとか、言ってないよ。」


少し経つと、

「(この場所に、)入って来てもいいよ。」

とも言われたけど、急に仲良くはなれなくて、距離は空いたまま。


またしばらくして、みんなで遊ぶことになったけれど、ごっこ遊びの設定で、またもめる。

「怒っているから、やなんだよ。」

「怒ってないよ!」

「言い方が、怒っている感じなんだよ。」

「怒っていると思われているのが、やなんだよ!」

「そんな風に言ったら、またさっきみたいに(悲しく)なっちゃうよ。」


興奮しながらも、自分の氣持ちが言葉になっているのが、すごいなと思う。
そして、何を言うかはもちろん、伝え方や言い方、口調の違いで、
真意が伝わるのか、間違ったとらえられ方をしてしまうのか、大きく変わってくる。


最後は、一緒にニコニコ遊び、終わりの会でも、
一緒に遊んだのが楽しかったとそれぞれに発表してくれた。


たくさんたくさん間違っていいよ。
イヤなことはイヤ、違うことは違う、悲しいことは悲しいと伝え合って、笑い合っていこうね。

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210909  光ってる

朝はカッパを着て登園した子もいるくらい、どんよりしていた空だけど、
遊んでいるうちにどんどん雲が流れて、おひさまものぞいた。

「あ!木が光ってるよ!」

お椀を胸に抱えて、土と水を混ぜてトロトロをつくっていたあ~ちゃんが、
水たまりを指さす。

「ホントだ!光ってるね!」


隣にいたひ~ちゃんも、ニコニコ。

よく見ると、水たまりの中にあった、濡れた木のかけらが、
太陽の光を浴びて光っている。


「あ、あそこも光ってるよ!!」

カエルを捕まえていたやっくんが、枝先の葉っぱを指さす。

「ほら、あそこだよ!」

みんなで、やっくんと同じ場所に行って、指さす方を見つめる。

「あー、もうなくなっちゃった・・・。」


きっと、一瞬、滴がキラッと光ったのかもしれない。


大声を出したり、猛烈にダッシュしたり、
全身を使って斜面をよじ登ったりと、ダイナミックに遊んでるかと思うと、
こんな繊細な輝きに、目を輝かせる、まんまるっ子たち。
私たちはいつも、美しい世界に囲まれていることを、思い出させてくれるのです。

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今日は、上河合BASEに、生穂BASEの子達が遊びに来てくれました。
陽氣な上河合BASEと、陽氣な生穂BASEの、「陽」が重なった、重陽の節句になりました。

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210908  ひと呼吸

「あ、かっちゃん、これさ・・・」

どうみても切ったら短くなる方の竹(つまり、ノコギリの刃の近く!)を押さえて、
しかも、斜めに切ろうとしているかっちゃん。


竹の向きを反対にしたら安全であることや、体を斜めにしなくても、
竹を斜めにしたら、まっすぐ切る体勢になって切りやすいことを伝えようかと思った瞬間・・・

くるっと竹をひっくり返し、長い方を押さえて切り始めた。


はたまた、ノコギリをやっている途中で、他の子の遊びが氣になり、
ノコギリを持ったまま、思わず立ち上がった、やっくん。

もしノコギリを放り出して、その場を離れるなら、片付けてと声をかけよう思った瞬間・・・


もう一度しゃがみ、おもむろにノコギリを鞘に入れ、
道具箱に片付けて、ダッシュで他の遊びへと駆け出して行った。


先回りしそうになったけれど、ひと呼吸、声掛けのタイミングを待ってよかった。
自分が言われて一番カチンとくる、「今、やろうと思っていたのに・・・」に、
ギリギリならなくて、よかった。


でも、
「おしっこ。一緒に来て。」
と言った、ま~くんの動きが止まった時には、

「早くしないと、おしっこ出ちゃうよ。」と、つい言ってしまった。

「ピーポーがいなくなってから。」と言う、ま~くん。

森にかすかに聞こえて来ていた、救急車の音が通り過ぎるのを待っていたのだった・・・。


それぞれのベストタイミングを、大事にできるようになりたいと思う。

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210907  とんがる アンテナ

「今日、虫かご忘れちゃったからさ、これでつくるねん。」

両端の節を残して切った竹を割り、け~くんの虫かご本体とふたが出来上がった。


でも、中に入れるはずだったカエルは、ふとした拍子に草の影へ・・・。


「こっちにはな、でっかいコオロギがおんねん。」

別の草むらでの目撃情報をゲットして、さっそく行ってみる。


「あ、おったかも!」の声に、駆け寄るけど、見つからない。


「こうやってな、草を蹴ると出てくるねんで!」と、草を一蹴りしては、
動きを止め、じっと目をこらす。

さっきまでは氣がつかなかった、アリがたくさんいるのが見えてくる。



「あ!あそこの草、動いた!」の声に、

「バッタが動かしたのかもしれん!」と、ますます顔を地面に近づける。


”いるかも知れない”というわくわくが、け~くんのアンテナを磨き続ける。

小さな、多様な命が溢れる豊かな空間に、感謝。

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↑ 保育終わりに、フィールドのオーナーさんが、おいしいベーグルを焼いてくれました。
 売り上げは、ミャンマー支援になるそうです。素敵な機会をありがとうございました。
 世界中の子ども達が、明日も笑っていますように。





210902  どうする?

「あれ、雨やんじゃった?」

「もう、脱ぐ?どうする?」

いっちゃんと、あ~ちゃんは、相談してカッパの上着だけ脱ぐことにしたみたい。


「見て!自分で結べたよ!」

脱いだ上着をくるっと自分の腰に巻いて、得意げないっちゃん。

「こうしておけばさ、また雨が降った時に、取りにいかなくていいじゃん。」


でも、ちょっと走りにくそうな様子を見て、

「私は、置いてくる。」と、リュックのところへ走っていく、あ~ちゃん。


その後も、降ったりやんだり、小降りになったり・・・。


そのたびに、フィールドのあちこちから、「どうする?」の声が聞こえます。

「もう、やんでるよ。脱いじゃえ!」
「僕は、まだ着とくわ。」
「上だけ脱いでくるから待ってて。」
「やっぱ、着ようかな。」

スタッフも、少し強くなった時には「着たら?」と声をかけるけど、
今日くらい外氣温がある時には、基本は子ども達まかせ。


脱いだカッパを「どうする?」の声も。
「持ってて。」の声には、「私が遊びにくくなるから、いや。」とお断り。
仕方なく、ダッシュで上着を置いて、また遊びに戻ってくる。


小さなことでも、自分の感覚、体感温度、氣分(!)で決められるようになってほしいな。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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