2021年09月

210922  ゆっくり考えよ

「なぁなぁ、何してる~ん?」

遊びが見つからない隙間に、声をかけてきたあ~くん。

「僕はな~、何しようかな~。」

「き~くんはな、は~ちゃんたちにお願いされたことばかりをやってるんだよ。」


見ると、さっきまで一緒に遊んでいたき~くんが、土を集めて水でこねて、
他の子達と粘土遊びを始めていた。


「土取ったり、塊取ったりとかさ、お願いされてばっかりなんだ。」

どうやら、お願いにばかり応えている姿が、
あ~くんには、き~くんのやりたいことではないように見えたみたい。


「お願いされたことが、楽しいならいいんじゃない?」と伝えてみると、


「でもさ、こ~んな顔しながらやってるよ?」

と、楽しくなさそうな、ゆがんだ顔をしてみせる。


お願いされて土を運んでいるき~くんは、頼られてうれしい感じに見えるけれど、
あ~くんには、そうは見えてないみたい。


「楽しくないなら、き~くんなら、イヤって言うと思うよ。」と返すと、


「そうかな~」と、まだ納得がいかない感じ。


「ま、僕は、お願いされなくてよかった。

ここに座って、何しようか、ゆっくり考えてみるよ。」


感じ方は、人それぞれ。
見え方も、とらえ方も、人それぞれ。
ゆっくり考えたらいいよ。


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320921  広がる好奇心

「警察ごっこしよう~!」

やっくんの声に、集まってきたと思ったら、

「パトカーつくろうよ~」
「悪い人を捕まえる、罠(!)をつくろう。」

と、それぞれにロープやシャベル、端材をつかって何やら作り出す。


「ロープを(悪い人がひっかかるように)埋めておいて、来たら、シュッと引くんだ。」

ロープを埋めるために穴を掘っていたら、

「あっちが火事だ!」とのま~くんの声に、ロープは放水用ホースに早変わり!
パトカーではなく、消防車として、ダッシュで出動していく。


「困っている人はいないか?」

火を消した後は、フィールド内のパトロール。


「あ!カエルだ!」
「こっちは、キノコだ!」

「虫探ししよう!」

と、途端にみんなの視線は地面へ・・・。


「ケーキできたよ~」

の、こっちゃんとひっちゃんの声には、これまたパッと反応して駆け寄る。
氣づいたら、みんなでケーキのレシピの説明を聞いていたりする。


1つの遊びが、それぞれの好奇心で、膨らんだり、
ぎゅっと縮まったり、他の遊びと混じったり・・・

あー、忙しい。あー、楽しい。

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↓ 中秋の名月の今日は、薪でお湯を沸かして、お月見団子をつくって食べました。
(昼間だから)お月様が見えなかったので、「お日様団子だね」と笑いながらパクパク。
月より団子な、まんまるっ子たちでした。

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【応援団ありがとう】淡路島こゝちよ さんより、雨具を寄贈していただきました!

この度、プレゼント応援団として、淡路市の東浦の名店、こゝちよ さんより、
雨具を寄贈していただきました!
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スタッフ6名分に加え、保護者が保育補助に入る時用にと1着、
さらに、まんまるっ子達の予備の雨具として、子ども用の上下6着。

腕には「淡路島こゝちよ寄贈」、胸には「森のようちえん まんまる」の刺繍いり★

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登山が好きなこゝちよの大将は、いい雨具が雨の日の快適な活動につながることを
知っているので、雨の日にもみんなが楽しく活動できるようにと、寄贈してくれました。

うれしすぎて、ちょっとの雨だと、自分が持っていた雨具と
どちらを着るか迷ってしまう今日この頃・・・。

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いつもまんまるの活動を応援してくださり、本当にありがとうございます。
恵みの雨にも感謝しながら、大切に使わせていただきます。

こゝちよのお料理はとってもおいしいので、ぜひ食べてみてくださいね~。

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なお、応援団になっていただくほかにも、講演依頼、
自然体験イベントの出店や出張開催、コラボレーション企画などのご提案も、
まんまる活動資金応援につながりますので、ぜひご検討ください!


【まんまる応援団についてのお申込みは、こちらから】

まんまるは、日常の保育に行政の支援、助成などを受けずに運営しています。
子ども達がありのままで、心身ともに健やかにいられる空間の継続運営のため、
力を貸していただけませんか?
応援資金は、スタッフ人件費、研修費および遊び場の安全確保のためのフィールド整備などに、
大切に使わせていただきます。
プレゼント応援団をご希望の方は、内容について必ずご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

210916  反復練習

「あ、これをここに置いたらいいやん!」
「これはどう?」

未だかつてない規模で、まんまるのフィールドの端から端時までを縦断するコース。

おうちごっこや積み木遊びに使われることの多かった端材たち。
”迷路”、”コース”、”修行”、”ゲーム”・・・いろんな呼び名で、
皆を夢中にさせる道に変身した。


「落っこちちゃったら、もう一回最初っからね。」

「2回成功しないと、お弁当が食べられないってことにしよう。」

「こっちは、ジャンプしなきゃいけないってことね。」


ゆっくんと、き~くんを中心に、どんどん伸びていく道。
一本橋、ジャンプする場所、三角の頂点を踏んで行かなくてはいけない場所。
最後は雨上がりでと~っても滑る小山の、斜面に置かれた材を踏んで登る・・・。

「3回までは、落っこちてもいいってことにしよう!」
の提案には、

「僕は、きっと何度も落ちちゃって、練習しないと成功しないから、
何度落ちてもいいってことにしてほしいな。」との声。


律儀に(!)落ちたらすぐにスタートに戻る子、
不得意な場所だけ繰り返し練習する子、
落ちても氣にせず(!!)ずんずん行く強者・・・。


「今は、ゆっくんが見ていないから、何度失敗しても大丈夫だよ!」
こっそり教え合って、何度も練習してみる姿も。


「もう!コースがぐちゃぐちゃになったら、なおしてよ!!」
の声も、何度も聞いた。

こちらも、そのたびになおす子、
行けるところまで行ってから戻ってきてなおす子、
勝手に自分のやりやすいようにコースを改良する子・・・。


お弁当が終わって、ややブームが下火になっても、
遊びの合間に、誰からともなく練習していたりする。


それぞれが、自分のペースで、自分のやり方で、成し遂げたいことに向き合う。
ずる賢さや、他の子が決めたルールを外れた遊び方があったっていい。
年齢も様々なまんまるっ子たちの、いろんな個性が光る。

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210915  森の目

「虹色のカエルが、森に行っちゃった~」

こっくんとやっくんが追いかけていた、カエルが広場から森へと逃げて行った。

すごい速さで斜面を駆け下り、カエルを追うこっくん。
やっくんは、斜面の上から、カエルが降りた方向を教えてあげる。

頑張って探したけれど、カエルの方が一枚上手だったみたい・・・。


すると、「あ、あそこに目があるよ!」と、やっくん。

指差す方を見てみるけれど、やっくん見つけた”目”がどこにあるのかわからない。

「あれのこと?あれはクモじゃない?」

「ちがうよ、あっちだよー。」


あれこれと視点を変えてみたり、それっぽいものを伝えてみるけれど、違うらしい。

しばらくは、下から見上げていたこっくんも、
やっくんと同じ目線になるために、またまたすごい速さで登ってきた。


やっくんが、見やすい場所をすっと譲る。

「ほら、あれだよ。目があるでしょ。」

どうにもわからなくって、最後は長い枝で指示してもらう。

「あれは、葉っぱじゃない?」
「違うよ、その背中(側)のだよ。」


「う~ん、木(の模様)っぽいよ。」
斜面の上からでは距離があるので、触ることはできなかったけれど、
どうやら、生き物ではないらしいという結論に。


小さなカエルを見つける動体視力もすごいけど、”目”があるように見えたとこからの、
想像力の世界がおもしろかったなぁ。
いろんな世界を見せてくれて、ありがとう。

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今日は、森のオーナーさんに、お手製の紫蘇ジュースをもらいました。
雨が上がって、暑いくらいの氣温になっていたので、冷たいジュースがおいしかった~。
ごちそうさまでした。
使い終わった紙コップも、絵を描いたり、ハサミで切ってタコにしたり、
口をつくったりと色々遊んで楽しかったね。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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